『あひるの空』全51巻振り返る16巻
こんばんは!なおとです。
今回もあひるの空全巻振り返りやっていきます。今回は16巻。引き続き大栄との練習試合が繰り広げられます。
1巻からの振り返りをマガジンにまとめていますので、まだの方は是非下記リンクよりどうぞ。
今回も下記フォーマットでやっていきます。
1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.さらに深読みポイント
横浜大栄戦。2Q目が始まる。本調子ではなかった不破が遂に動き出す。横浜大栄がクズ高に襲い掛かるーーー。
1.本巻の注目キャラクター
16巻のピックアップは「八熊 重信」です。圧倒的な身体能力とバスケセンスが光ります。ポジションはC(センター)ですが、51巻のクズ高との再選ではPF(パワーフォワード)にポジションアップをしています。中学2年からバスケを始めたにも関わらず、高校1年時には選抜にも選ばれており、細身でありながらも千葉や百春に引けを取らないパワー持っています。16巻では少しずつ実力をクズ高に見せつけます。マッチアップの茂吉をプレイで圧倒します。Cとしての技量の差は勿論ですが、何より3Pも狙える選手であること。全てにおいて茂吉より上ということを証明します。極めつけはこの3Pプレイはあくまで、不破が中にドライブで切り込みやすくするためのもの。チーム全体を見渡せるゲーム感も備わっている選手です。
51巻の大栄との再戦では完全に大栄ゴールの守護神として完成した八熊を如何に崩せるかがポイントになりそうです。
八熊は茂吉は勿論ですが、百春に対して大きな影響を与えることになります。百春を技術で圧倒的に捻じ伏せ絶望すら覚え去るほどです。この大栄戦を経て百春は八熊を超え大栄に勝つべく、残りの高校人生をバスケに掛けると誓います。
2.連動して読むならこの巻
39巻をおススメします。というのも豹がダンクを決めた後のこのシーン。
すでにこの時点で全国の頂点が確信として見えていたこと。
白石達が2年時にはIH一回戦敗退を喫しますが、一年後の北陸IHでは、IH、WC(ウィンターカップ)の覇者を20点以上の差をつけ優勝を果たします。
16巻のラストに空と初めての絡み登場する「上木鷹山」がMVPとして選出されます。鷹山が一年でここまで駆け上がったのは脅威ですが、少し気になる点が一つあります。
3.さらに深読みポイント
39巻からのここからのシーンで横浜大栄のメンバーが細切れですが確認できます。ただ雄一不破だけが確認できませんでした。
不破のオレンジ色の髪を考慮しても少しは見切れててもいいのかなと思いましたが、一切登場しません。もしかしてベンチ外?とすら思いました。それを後押しするのが51巻のこのシーン。
この過去を振り返ってとの表現。そして「”あの時はスピードこそが正義だった”」と語る豹。これは今現在はスピードは通用しない世界にいるということ。もしくはどこかで大きな挫折を味わいプレイスタイルを変えざる負えなかったことを示唆していると思います。高校バスケの舞台では無敵の強さを誇ったとあるので、北陸IH優勝時点は挫折といったことはありませんが、豹が大学、もしくはプロのステージに上がった時のプレイスタイルが気になるところです。
51からの大栄との再戦では豹自身のプレイスタイルの限界を感じ取るシーンが来ると予想しています。それでもこの時点では自身を変えることができず、不破は大栄に不必要と一時的判断された可能性も0ではないと思います。
18巻時点で酒巻にプレイスタイルの限界を諭されますが、この時はまだ「俺は一人で強くなりたい」と言い切っています。ここから不破がどう変化するかも見ものです。
16巻は横浜大栄の本当のが少しづつ見え始め、クズ高を圧倒し始めま。まだ後半丸々の残っていて圧倒的な差を見せつけられたクズ高はどう立ち向かうのかが17巻から気になるポイントです!
それでは17巻でお会いしましょう。それでは!