オンライン講座情報「予防運動療法の考え方」July 26th ,2020
オンライン講座の告知です。
【予防運動療法】
予防運動療法とは僕が2011年から使用している概念で、「運動療法を用いた予防医学のこと」です。まさに予防医学の実現を目指す僕の使命そのものを表しています。
なぜ予防医学に運動療法なのか?
予防というと生活習慣病予防、虫歯予防が一般的だと思います。その具体的な方法は食事療法に適切な投薬、そして予防に関する実践です。
生活習慣病であればウォーキング、虫歯であれば歯磨きでしょう。
では、変形性膝関節症の予防には何をしたらいいのでしょうか?
四十肩、五十肩には何をしたら予防できるのでしょうか?
実際はこのように予防すべきものは多岐に渡るのですが、明確に示されているものはありません。
僕は12年間の医療介護保険下の臨床を通して、もっと予防できる疾患があると思ったのです。
ならなくても済む病気に多くの方が予防法を知らないが故に苦しんでいるという現状を見てきたのです。
【予防運動に何ができる?】
運動というのはとてお大きな概念です。
有酸素運動もあれば無酸素運動もあります。道具を使うものから、使わないもの。筋力強化から関節可動域の柔軟性を高めるものまで多岐に渡ります。
私たちは歩く動物ですから運動の代名詞は歩くことです。
また呼吸も運動です。広く捉えれば内臓も運動しています。
粗大な運動から関節内の遊びまでも運動です。
このように様々な視点で運動は存在し、その専門家は実は理学療法士なのです。
理学療法士のこの知識と技術をもっと、世の中にダイレクトに役に立てるように啓蒙し、使ってもらわなければいけません。
海外では理学療法士は開業権があるので、国民にとってとても身近な存在です。しかし、日本では病院に行かないと会うことができない敷居の高い職種になってしまっています。
ですから、予防運動に関しては日本はとても遅れているといっていいでしょう。だからこそ民間療法としての整体などが多いのも特徴でしょう。整体も素晴らしい技術を持っていますが予防という視点では西洋医学の方が優れています。
感染症を予防するのも、高血圧を予防するのも西洋医学の視点です。
日本は理学療法士というせっかくの財産をうまく活用できていない状態です。理学療法士も国民にもっと上手に使ってもらうよう研鑽し啓蒙しなければいけません。
本当の病気の大変さをリハビリテーションという過酷な実態を知っているのですから。
【国民に寄り添う】
社会には解決すべき課題が山ほどあります。その1つが、国の医療費負担の高騰です。あと数年で医療費の増大で国は破綻します。
結局、人は安易ですから破綻した後に予防の重要性に気づくのだと思いますが、、、。
でもことの重大さに気づいているい私たちにとっては破綻後では遅いのです。
今です!今啓蒙しなければ、今活動しなければ!それが気付いたものの使命です。
政治のようですが、国民の幸せ、つまりは自分達の家族のためにできることをする。それが専門職の使命でしょう。
さて、今回、尊敬する大先輩である痛み園部俊晴先生から講座の指名がありました。僭越ですが、「予防運動療法の考え方」について講演させて頂きます。
オンラインですので、遠方の方でも受講可能です。興味がある方はぜひご覧下さい。