心身と動きの専門家〜解剖学・運動学・進化学・身体心理学〜
僕が何をしてきて何を考え、何を使命としているかのマイストーリーをまとめてみました。
【好きなものこと】
生きものが好きです。昆虫、植物、動物、人間、、、が好き。
自然が好きと言ってもいいかもしれません。山、川、海、湖、、、が好き。
文化が好きです。音楽、舞台、映画、文学、絵画、、、が好き。
成りたかった職業はレンジャー、農家、俳優です。
それが現実的な職業として理学療法士になりました。国家資格を有して病院で働くお堅い仕事です。
でも動物で、文化的な人間を相手にするので、自分の好きなものの延長で楽しく勉強はできましたし、仕事もやりがいがありました。
でも、病院や介護施設は、困った方を待っている場所です。支える場所です。
12年間医療・介護現場で働いて感じたこと、、、それは、病気になる前に予防したらもっと人は幸せになるんじゃないか?と言うことでした。
関節が変形する前に、後遺症が残るような病気になる前に、命を落とすような取り返しがつかない前に、、、。
病院勤務の時に僕も少し心を病みました。ガスター10を毎日飲んでいる時期がありました。
限界が来そうな時に転職し、ヨガに出会いました。そのヨガが僕にとっては大きな転機になりました。救われたような気がしました。
特段敬虔な仏教徒でもありませんし、昭和50年代のいわゆる現代っ子です。今ではおじさんですが、、、。
スピリチュアリティ的に大きな気づきを得たのがヨガとの出会いでした。
理学療法士は体の専門家ですが、心の専門家ではありませんでした。心は作業療法士や臨床心理士の分野で分業していました。
ある意味、職種としてのコンプレックスがありました。体はみれても心はみれない、、、。
足の切断の方が義足で歩けるようになっても笑顔ひとつない、、、。自殺しようとして死にきれなかった方。どう接していいか分からなかった。確かに病院では専門分野は専門分野で分業すべきです。
でも人としてはモヤモヤします。
ヨガは体から介入して整え、最終的に心を整える方法です。そこに僕は惹かれました。僕でも心に対して影響を与えられるかもしれない。僕がそうであったように、ヨガが救いになるかもしれないと。
【ヨガ】
ヨガの勉強を始めたのは2006年頃です。そして、先生の資格を取って教え始めたのが2008年頃。
徐々に理学療法士とヨガインストラクターの二足の草鞋生活が始まりました。
縁があって、UTLというスタジオでRYT(米国ヨガアライアンス)の養成校の講師をやるようになりました。現在60期を超えました。
書籍も2009年に出版させてもらいました。「ヨガの解剖学」という本です。
その後、ヨガフェスタという日本で最大級のイベントに招聘してもらうようになりました。
その後、オーガニックライフ東京でも招聘してもらっています。
書籍も今では健康系で20冊ほど出させて頂いています。(アマゾン著者ページへ)
今はヨガで怪我する方が多いと言うことから、安全なヨガの啓蒙と解剖学や運動学に基づいたアーサナの取り方を「3A's:アーサナ・アナトミカル・アプローチ」として提案しています。
ヨガに関しては、2014年から毎年インドに渡航し、研鑽を積んでいます。RYTは最上級資格のE-RYT500を認定、ヨーガセラピーではsVIYASA(ヴィヴェーかナンダヨーガ大学)のYTIC(ヨガセラピーコース)を修了。
豪州の流派であるYoga Synergyでは1〜5まである段階のLevel4の認定指導者です。
2014年、2015年にはカイヴァルヤダーマヨーガ研究所の2週間のプラーナヤーマ集中コースを修了しました。
古典から現代的なヨガの多くを経験して、今は予防医学としてヨガをどう多くの方にリスクなく安全に広めていくかを模索しています。
大学院では心身相関を研究しています。
【ピラティス】
ヨガと共に興味を持ったのがピラティスです。
ヨガスタジオで一緒にクラス展開していたのがピラティス で、受けてみると理学療法ととっても似ていることから興味を持ちました。
資格を取ったのはポールスターピラティスの総合コースです。2007年、日本では第1期生です。
現在は自分で立ち上げたフォームローラーを用いた独自のピラティス「FRP:ファンクショナルローラーピラティス」を全国で展開しています。現在登録インストラクターは700名を超えました。
道具を使うことでより効率的に、より分かりやすくエクササイズを行うことができます。
今はFRPが一番予防医学の実現には近いと思って力を入れています。多くの方がFRPによって腰痛改善、姿勢改善などされています。
理学療法士の僕が構築したピラティスですから、運動学的にも解剖学的にも矛盾のないエクササイズが特徴で、ヒトの特徴である歩行に直結するエクササイズ展開となっています。
【側弯症】
僕は側湾症ではありませんし家族にもいませんが、ある知り合いの娘さんが側弯症で相談を受けたことから、側弯症に関わり始めました。
側弯症は遺伝性とされていることが多く、治療法は手術のみというのが医学会の常識です。
僕もずっとそうだと思っていました。
しかし、世界を調べてみるとSOSORTという保存療法の学会が存在し、そのガイドラインを準拠したメソッドが7つもあることに気付きました。
そして、それらはほとんど日本に入ってきていないことも気づきました。
そこで僕自身ドイツのシュロス法を学び、その進化型のベストプラクティスを学びました。現在は「側弯トレーニングセンター」を八王子で運営しています。
今後は、SOSORTの他の技術も日本に持ってくる準備をしています。
もっと世界基準の側弯症に感する選択肢が増えることを祈っています。
【保険外で活動する意義】
現在僕は病院などではなく、いわゆる保険外のサービスとしてヨガスタジオ、ピラティススタジオである「studio TAKT EIGHT」を運営しています。
予防医学を進めたいと思うと待っている病院では難しいのが現状です。
理学療法士には日本では諸外国とは異なり開業権がありません。ですから、ヘルスプロモーションを進めようとしても理学療法士としてはできないんです。
今僕はヨガ、ピラティスインストラクター、そして株式会社P3の社長として世の中に予防医学を啓蒙しています。
具体的にはFRPや3A'sです。その他にもセルフケアの方法としてジョインティングや、ウォーキングメソッドとしてエボリューションウォーキングを、友人の開発したマッスルリセッティング法を広めています。
【使命】
僕の使命は、ならなくていい病気や障害を減らすこと。予防医学の実現です。
関節症も椎間板障害も、うつ病もストレス性疾患も年々増えています。医療費はあと数年で国家予算を超えます。
収入より医療費の方が増える時代がきます。
予防医学は国としても最重要施策のはずですが、具体的な方策は見出せていませんし結果も出ていません。
もっと我々のような予防を使命とする人間を集めて策を練るべきです。
僕にできることは小さいかもしれませんが、同じ志を持った同志は増えています。気付き始めたといってもいいでしょう。このままではいけないと。
僕の命があとどれくらいあるかは神のみが知ることですが、命ある限り、自分の使命を果たしたいと思っています。
ご縁があればぜひご一緒しましょう。よろしくお願いします。
お仕事の依頼は会社のHPでも受け付けています。
よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。