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【予防運動】外界への意識を内に向けると身体のニュートラルが分かる
姿勢が悪い人っていますよね。
正しい姿勢は関節のニュートラルが基本になりますが、この関節の感覚というのは深部感覚の一つである位置覚によって成り立ちます。
しかしこの感覚は、いわゆる五感などの外部感覚に比べてとても声が小さい繊細な感覚です。
ですから、集中して耳を傾けないと聞けません。
この繊細なものに気付ける能力こそが感受性であり、自分の状態を客観的に把握するために必要な条件です。
よく運動指導をしていると、ここが正しい姿勢ですよと修正すと「よく分かりません」という方が多いものです。
自分の関節の位置覚が分からないのは何故でしょう。
先程の感受性で捉えると、、感受性が低い人だと言えます。
感受性に関しては、逆に高すぎるHSP(highly sensitive person)という特徴も知られています。
自閉症スペクトラム障害に置いても、特定の感覚への過敏性として昔からその存在が指摘されてきました。
感受性が低いと身体イメージが客観的なものとのズレが多く、骨関節の変性疾患になりやすいのかもしれません。
そのような方には、感受性を高めることが必要です。
逆に、感受性が高すぎると、過敏ということになり抑うつ傾向が高まってしまったり、対人関係悩んでしまったりと社会的なコミュニケーションに問題が出てしまいます。
その場合には、感受性を制御することが必要になります。
人には感受性というものに各人のグラデーションがあるということですね。
予防運動としては、主に骨関節疾患の予防が専門ですので、その場合は感受性を高めることがポイントとなります。
それにはヨガとかがいいんですよね。
外部ではなく内部の変化に意識を向ける練習。
関節位置覚を含む内部感覚への感受性の向上は、関節のニュートラルを感じ、正しい姿勢でいれるようになります。
変性疾患の方に関しては、セラピストとしてその人の背景にある感受性まで意識できるといいですね。
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