【マガジン】輪廻という概念

輪廻転生という概念は仏教やヒンズー教では比較的常識な概念で、日本人にとっても馴染み深いものかなと思います。
前世、現世、来世とあり、今の自分は前世の行いからくる徳を受け取っていて、今の自分の行いは、また来世へ引き継がれていくという考えです。

「一寸の虫にも五分の魂」といいますが、どんなに小さな虫の命も平等にせよという捉え方は、もしかしたらその虫が自分の身内の生まれ変わりかもしれないという輪廻の概念があるから出来た諺に思えます。

ヨガでは輪廻からの解脱を最終目標とします。
なぜ解脱したいのか？
僕ならもう一度人生やり直せるなら面白そうだな！と思ってしまいますが。
ある高明な先生に聞いたところ、大学の留年のようなもので、ずっと大学というのは嫌でしょう。
卒業したいですよねと。
確かに、僕も院生3年目なのでもう卒業したいです、、、。
解脱とは、めでたく単位を取得して卒業ということなのだそうです。

キリスト教などでは死後は最後の審判という概念で説明されるので、輪廻の考え方はしないのではないでしょうか。
今回は、この輪廻について、僕なりの考えとそこから生きるという意味をどう持つに至るかという話をしてみたいと思います。