【臨床日記】これ楽しい!そう予防運動の臨床は楽しいのです
先日の講座で、柔道整復師の方が、「これ分かったらめちゃくちゃ楽しいですね!」と感想を言ってくれました。
そう、予防運動は楽しいのです。
「探偵みたいなものだよ。」
僕はこう答えました。
なんで痛いんだろう?
なんでここに負担が来てるのだろう?
なんでこういう歩き方になったのだろう?
なんでこの姿勢になったのだろう?
症状を持って相談に来る方は、自分のことなのに自分がなぜ痛くなったのかは分かりません。
そこを一緒になって考えて見つけ出していくのが予防運動です。
部活、スポーツ歴。
既往歴。
家庭環境。
仕事環境。
日常的習慣。
など、たくさんの情報を確認しながら、現状の姿勢を全身確認して、なぜの答えを探していきます。
そしてこれだという原因が見つかった時には、「やった!見つけた!」となるのです。
そしてのその原因に対して対応すれば症状の軽減が起きます。
相談した本人もこちらも嬉しい瞬間です。
こんな楽しいラキシティ、多くのセラピストに身につけて欲しいです。
こんなやりがいのある存在はありません。
喜ばれますし、楽しいです。
もちろん難しいケースも、自分たちには限界というケースもいらっしゃいますが、そこは専門が違うということで、自分の貢献できる方に関して寄り添います。
対症療法は変化であって治すではありません。
治るのは、原因を取り去った時です。
ということは原因が分からなければ治ることはないということです。
再発します。
運動器疾患で、本当の原因を追求しているところはほぼないでしょう。
予防運動は、発生のメカニズムを明確にします。
原因を見つける楽しい作業が評価です。
原因を作ったのは本人ですから当然治すのも本人です。
セラピストはアドバイザーであり、伴走者です。
セラピストが治していると思っているのは、変化を出しているのであって下忍がわからない以上は治していません。
ここを理解しているセラピストは残念ながらほぼいません。
もっともっと啓蒙しなければいけません。
そして原因を追求できるセラピストを育成しなければいつまで経っても対症療法のサービスのみの世界のままです。
規模はまだまだ小さいですが、予防運動研究会として活動してます。
小さな歩みでも歩き続けます!