【マガジン】誰からも頼まれていないのにやりたい事
よく自分のことを話している時に口癖のように出てくる言葉が「誰にも頼まれていないんですけどね」です。
側弯症に力を入れようと思ったのは、知り合いから相談を受けたというのがきっかけですが、ドイツの資格を二つ取得して、欧州レベルの装具を探して連携をしたり、側弯症当事者向けの手帳を自社で作成したり、全国の医療資格者に側弯トレーニングを広めたりと、自分が納得いく形で側弯症の方と関わりたかったので形を作ってきました。
側弯症に関わり始めてはや8年が過ぎました。
側弯症の保存療法に対して何を注意して、何を大切にすべきかなどだいぶ知見が溜まってきました。
仲間も増えて、それぞれが症例検討などを通して切磋琢磨し、結果も出せるようになり安定してきました。
それなりのコストと時間、労力をかけてきました。
でも、当事者の方にも誰にもこれだけの労力をかけてくれと頼まれてやってきたわけではありません。
ここまでやってきたのは、自分が納得いく対応をしたかったからです。
側弯症の方々が置かれている状況があまりにも理不尽で許せないと思ったからです。
逆にこのようなことを誰かにやれと命令されたらやっていたかな、、、と思うと微妙です。
もちろん研修費も仕事も全て負担してくれて、お膳立てしてくれるのであれば嬉しいですが、自分で必要だと思ったからやっているというのは、モチベーションとしては内的なものであり外的なものより強いかなと思います。
思えば、病院などの法人で雇われているところから飛び出して、自分で仕事を作って社会貢献をしようとしてきたのは、結局自分で動かなくても仕事が回ってくるような受け身ではなく、自分でやりがいを見つけてやりたいタチだったからなのだろうと自己考察しています。
自分でやれる基礎を作ってくれた医療介護分野の12年間に関しては、先輩含め経営者の方々へ感謝しかありませんが、今こうして自分が独立した立場になって、思うことは、自分という特性は仕事を自分で作るタイプだったという自覚です。
自分にとってやるべき仕事かどうかは、自分にしか分からないものです。
そのポイントが「誰にも言われていないけどやろうと思う」という仕事への動機なのではないかなと。
全ての人がそうする必要性はないと思いますし、与えられたプロジェクトを仲間とやり遂げることも重要です。
仕事とプライベートをきっちり割り切るタイプの人ももちろんありです。
自分がどういうタイプなのかを知ることが大切で、その上で自分にとっての仕事の仕方を選べると無理のない生き方になるのでしょう。
今回は、仕事を自分で作ってきたタイプとして、誰にも言われないからこそ自分がやる価値があるという話をしてみたいと思います。
共感する人はおそらく仕事を独立して行うまたは自ら社内でプロジェクトを作るタイプの人でしょう。
社内ベンチャーもあります。
雇われであっても会社の風潮によっては自分で仕事を作れるところもあるでしょう。
誰にも頼まれていないけどやらなければ!と思うと、仕事のやりがいは、かなり強くなります。
ここから先は
中村尚人の仕事術〜肩書きよりも個人という生き方〜
ヨガ・ピラティスインストラクター、理学療法士、温泉利用指導者、株式会社の代表取締役など様々な立場で、色々なことをしている中村尚人の、考え方…
よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。