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「歩き」が僕ら人の動物としての基本的な移動形態(ロコモーション)である以上、一番大切な運動なのです
長い題ですね、、、。
でも本当に伝えたいんですよね、、、「歩く」ことの重要性。
動物のロコモーション(移動形態)を見てみると、魚は体をくねらせて泳ぎます。爬虫類は跳ねるか這います。哺乳類は背骨を伸ばしたり縮めたりして走ります。鳥は羽を羽ばたかせるか二足で走ります。
さてヒトは、、、。
「歩く」というのがデフォルトですね。時には泳ぎますし、走りますし、跳ねることもできますが、まぁ基本は歩きますよね。
文明化が進んで、移動も自転車、車、電車、飛行機、、、というふうに変化していますが、それでも動物としての移動手段は「歩く」ですね。
ということは、我々の体は歩くように最適化されていると言えます。
だって、魚は跳ねるようにできていませんし、哺乳類は体をくねらして移動しません。魚の背骨は横にしか動きません。体は移動手段に特化しているわけですね。
【『歩ける』と『正しく歩ける』は違う】
おそらく多くの方は、歩けますよね。
歩けるから自分は何も問題がないと思っていると思います。
でも、僕のような専門家が見ると、正しく歩けていない人がほとんどです。正しく歩けている人は2割程度だと思っています。
何かしらの跛行(異常な代償的な歩行)があります。
特に日本人は骨盤後傾の人が多いので、躍動感のない、しっかり床を蹴てれいない人が多いですね。
蹴れないというと短絡的に、ふくらはぎの筋力が弱いからだと言って、踵上げの体操を指導してしまう方がいますが、残念ですね。
蹴れていない原因のほどんどのは、「骨盤が中間位にない」からです。
骨盤の後傾した状態では、上半身と下半身のつながりが切れ、力が伝わりません。また、股関節は相対的に伸展位となり蹴るための股関節の可動域がなくなってしまっています。
少しこの部分は専門的で難しいですが、簡単にイメージしてもらうには、重たいリュックサックが体に密着して安定しているのと、体から離れてずり落ちている状態の違いという感じでしょうか。
力が体と床との間でフィットしている状態が正常です。
骨盤後傾は歩きとしてはとても効率の悪い状態です。
しかし、普段から姿勢として骨盤後傾が癖になってしまっていると、歩きいざ使おうと思っていも使えないんですよね。
そういう意味で、姿勢はとっても重要です。そして、その姿勢で歩ける事が動物としてとっても重要です。
この点を修正して初めて「これが歩くってことなんですね!」と感動される方もクライアントの方には多くいます。歩きが変わると別人になります。
【歩きは歩きの中で練習する必要がある】
歩きに必要な筋肉といえば、「腸腰筋」、「大殿筋」、「中殿筋」、「内転筋」、「下腿三頭筋」など様々なものが出てきますね。
そして、様々な筋力強化のトレーニングやメソッドが存在します。
しかし、、、運動は1つの筋肉が強くなった所で改善するものではありません。
チームプレーをイメージしてみてください。
サッカーは11名ですが、一人がずば抜けて強くなってもチームとしての強化に直結はしないですよね。
それぞれのポジションで役割は違いますし、テームとしての連携がうまくいって初めて全体としての能力の向上になります。
歩行も同じです。
筋力強化のみで完結することはありません。連携が大切なんです。そのためには、実践が重要です。つまりは、歩きの中で改善していくしかありません。
そういう意味で、正しい歩きの練習をする場所があるかというと、、、残念ながら思い浮かばないですよね。
僕が主宰するTAKT EIGHTというヨガ・ピラティスのスタジオでは、歩きの改善を目的としたパーソナルレッスンもあります。
ぜひ正しい歩きを手にいてれください。人生が変わりますよ。
当たり前のようで、実はとっても複雑な歩きを変えていきます。先ずは、アセスメントで、自分の歩行がどれくらい正常ではないかを受け止めてください。きっとショックを受けると思います。
人によってはショックというよりもとっても納得します。だから疲れやすかったのか!とか、だから半身ばかりに不調が出たのか!など。今までの悩みがスッと解決されますよ。
歩くことって、当たり前だからこそ見逃される部分でもあります。人という動物として、正しい歩きを皆さんにお伝えしていきます!
先ずは骨盤の位置、意識してみてくださいね。
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