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【日記】健康に関しても過ぎたるは猶及ばざるが如し〜ヨガ、ピラティスに関して〜
ピラティスでは腹横筋をとても重要視します。それは骨盤帯を安定化させ、腰部へのストレスを減らし、胸郭を持ち上げ呼吸を助けるといいことずくめの筋肉だからです。
腹部の中では最深層であり、インナーマッスルという言葉で説明されることもある筋肉です。
確かに、大変トレーニングするには意義のある筋肉ですが、素晴らしい働きというのは、体を活性化して動くときに限定された話です。
例えば食後に横になって休んで知る時には必要ありません。筋肉の働きを説明する時に、いいことばかりを聞くと、まるで1日中その筋肉を働かせていることがいいことであるかのように錯覚することがあります。
当たり前ですが、1日中働かせていい筋肉なんてのは、本当のインナーマッスルである多裂筋や腸腰筋ですらありません。インナーマッスルは抗重力筋であり、横になればいらないからです。
ヨガでも同じことが言えます。腹横筋に関しては、ある流派では、ウディアーナバンダに使う筋肉だと説明されることがあります。厳密には解釈が間違っているのですが、その点は話が長くなるのでここでは説明しません。そして、その腹横筋の働きはとても効果があるので常に意識するべきというやはり偏ったことを考える人が出るのです。
このように、ピラティスでもヨガでも腹横筋を起きてる時は常に入れているという極端な人はどうなるかというと、、、。内臓を常に圧迫しているわけですから、内臓の不調、自律神経の不調、生理不順などが起こってきます。
大切なのは、筋肉の働きには「目的」があるということです。働きだけに目をやるのではなく、目的にも目を向ける必要があります。僕はどちらかというと、目的の方を優先します。なぜなら、「目的」のための働きだからです。世の中の常識とは逆です。
先程の腹横筋に関しては、抗重力状態で胸式呼吸を効果的にして、活発に動くということを可能にするために、腰部の安定性などの働きを担っているのです。ですから副交感神経を優位にする休息では、その働きはいらないのです。
健康情報を提供する場合にも、その伝え方や捉え方によって、逆に過剰な健康法にもなりかねないので注意が必要ですね。
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