スポーツカーを目指さなければ幸せになる〜不平不満を言いたくなるあなたへ〜
移動手段には、、、
・徒歩
・自転車
・車
・電車
・飛行機
・ヘリコプター
などがありますね。
そして、自転車にも車にも乗用車からスポーツタイプまでありますね。基本的にどれも移動という手段です。
では、その手段の優劣を比べることに意味はありますでしょうか?
スピードで比較することもできます。個人で所有するとなると最高なのはスポーツカーでしょうね。
価格で比較することもできます。
その他にも、維持費や駐車場などの保管場所、燃費、荷物の積載量、メーカーなどでも比較できます。
結局は用途によって異なるということですが、ここで、徒歩の人が車を羨ましがってこのように思うとしましょう。
「いいなぁ、速くて。」
「いいなぁ、かっこいいなぁ。」
「いいなぁ、お金があればなぁ。」
羨む気持ちはわかります。でも、先ほどの様々な比較をしていくと、徒歩は、維持費はかからないし、駐車場もいりません。燃費も自分の体力です。徒歩ならいつでも公共機関を費用できます。
メリットたくさんありますね。簡単に優劣は決められないはずです。
このように、移動手段であって違いはあれど、それぞれにメリットデメリットはあり、優劣の比較をする必要は特にありません。自分の今の移動手段のメリットを最大限に高めれば、移動するその質というものは高まります。
そもそも、移動手段であって、目的ではありません。目的は旅行や、商用などでしょう。スポーツカーはスピードを競うものですから、それが目的ならそれしか逆にいうと手段はありません。比べようもありません。
【自分を他と比べて不平を言う方】
多いですよね、、、何か習ったり、学んでいる過程で以下のように不平を言う人。僕の場合はヨガの生徒さんに多くいます。
「◯◯ができないんですけど、、、。できるようになるんですか?」
「〇〇ができないんですが、いけないでしょうか?」
「難しすぎて全然できません。どうしたらいいんでしょうか?」
ええっと、自分の今できる範囲でできることをすればいいんじゃないでしょうか?別にできる人にならなくてもいいと思いますよ。ヨガのアーサナというポーズも手段です。目的ではありません。
今の自分の状況での快適さを感じられるために行うのがヨガです。
比べて不平不満をいうために行うものではありません。酷い場合はここまでいきます。
「股関節がいうことを聞いてくれないんです。なぜでしょうか?」
「何でこんなに硬いんでしょうか?我慢すれば治りますか?」
自分の体について不平不満を募らせる方もいます。本来は、体に感謝するようになるべきメソッドなんですが、自分の体に嫌悪感を持ってしまうようです。
困ったものですね。
自分の体は自分の言うことを聞くはずだという脳のエゴが明確に見えます。体は支配すべきもので、自分という意識は征服者であるような錯覚です。
【謙虚と感謝】
不平不満の背景には、自分はもっとできるはずなのになぜできないんだ!思った通りにならないのはおかしい!という怒りが見えます。
結局はエゴが強いんですよね。
今の自分の状態を把握して、受容しそして自分の体の声を謙虚に聴けるようになると、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。
つまり、傲り高ぶっているエゴを落ち着かせて、自分の現状をそのまま受け止めることです。そして、比べないこと。誰かさんよりも早いとか、遅いとかは目的からしたらどうでもいいことです。
のんびり移動する手段を楽しめばいいんです。
時には仕方ないという諦めも重要です。
時にはまぁいいかと拘りを手放すことも重要です。
そんなに急がなくてもいいんです。そんなに気張らなくてもいいんです。余裕を持って自分の移動手段のメリットを楽しむことが、不平不満をなくして、自分を気楽にするコツだと思うんです。