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あぁ、あの夏の地蜘蛛とり
生き物天国
ちいさいころ富山の実家では
毎年夏は蝉取り
早月の河川敷でクワガタ捕まえて
近所の川で鯉やドンコつかまえる
角川の河口でハゼやコチをつり、モッカン(モクズガニ)をつかまえる。
補助港ではキスやアイナメ、ウミタナゴ、メジナ、カレイ、アジなぞをつりまくった。
山も川も海も色んないきものとの触れ合いが今の私をつくったんやな。
ウンウン
で
忘れたらあかんのが
『地蜘蛛』だ
家のそばに地蜘蛛さん
実家の軒下にはずっと地蜘蛛の巣があった。
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地蜘蛛は糸で円柱状の袋のような巣を作る。
日陰になる民家の建物の土台部分などで至る所で確認することが出来る。壁際、木の根元などの地面に10cm ばかりの縦穴を掘り、その中を糸で裏打ちして糸でできた膜の円筒を作り、それをそのまま地上部に延長して、先細りの袋として、そばの壁や木の幹に沿って伸ばし、先端をそこに付着させる。その表面は土やゴミ、苔などが付いて、目につきにくくなっている。この地上部分をつまんでそっと引っ張ると、地下部分を引き抜くことができるので、中に住んでいるクモを捕まえることができる。
ちぎらぬようにちぎれぬように
今日久しぶりに地蜘蛛の巣をみた
なんか楽しくなった。
引っ張りたい。
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この地蜘蛛の巣、
上手く引っ張らないとスグちぎれる。
今思うと、力加減は
地蜘蛛とりで学んだのではないか
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やばい
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根元からいこう
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人生で1番集中する時は
地蜘蛛の巣を引っ張り出す時
切れないように、破けないように
すぅーー
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とれた!
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下の方が切れずに
袋のまんまだと
その中に地蜘蛛さんがいてはります。
こいつはでかい
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でた!
ふたつの牙がなんともかっこいい。
この牙で獲物に食らいつくわけだ。
ちいさいころ、すこしタコっぽいプレデターと思ってた。
少しだけフワフワしとる
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横にいたかつての教え子が
あの巣でどうやって
なに食べるん?と聞いてきた…
不覚である。
しらん!
たしかにあの密閉された円柱の巣の中に生き物が入るとは思えない
で、調べてみると
この袋の地上に出た部分は、捕虫装置としての性格をもっている。餌は小型甲虫、ダンゴムシ、ワラジムシといった地表性の小動物などで、これらがこの袋の表面を歩いた時に、ジグモは袋越しに長大な鋏角で咬みつき、袋を破れるままに巣内に引きずり込む。食べかすは袋の先端から捨てられる。このクモは比較的飢餓には強いことが知られている。
…袋越しに
…袋が破れるままに
…引きずり込む
…キャー!
くもの巣に引っ掛かるという概念をぶっ飛ばしたやり方である
すごいぞジグモさん
かっこいいぞ地蜘蛛さん!
せっかくつくった巣を潰されはするが
むやみやたらに
本体を殺めることはしないであろう。
これからもこどもたちの遊び相手として
こどもたちの加減の獲得をてつだってくれ。
ありがとう地蜘蛛さん