赤中の戦士達(ベーゴマ考55)
ベーゴマを初めて手にした時
角六のアルファベットの意味を知らず
自分のイニシャルがあるんじゃないかと
探したり。
今回の赤中に刻まれてる名前を見て
「だれ?」ってなった人も多いはず。
その時感じた
「だれ?」が今の研究につながってる…自分でもやりすぎだとおもう。反省してます。
現在も販売している九種類の中の
「赤中」と呼ばれる型の基本形は
戦後、日本の復興とともに
日本をそして野球を盛り上げた
往年の野球の8名の名選手たちの名前が刻まれている。
赤中の名称のゆらいは
赤羽で流行した中高だから
など様々な説があるがわかっていない。
それでは8名の名選手についてみていこう
大下
大下 弘(東急・急映・西鉄)
兵庫県神戸市三宮出身のプロ野球選手・コーチ・監督、解説者・評論家。
1946年プロ入り。愛称は、打球を簡単にポンポン飛ばすことから「ポンちゃん」。 青バットの大下として、赤バットの川上哲治、物干し竿の藤村富美男と共に終戦直後の日本球界を代表する存在であった。
同じ赤中であるが大下だけで18種ある。その中なら上の5種は同じ木型の同種であるが、元になった木型の彫りが少しづつ違うため異なる形になっている。
川上
川上哲治(巨人)
打撃の神様、V9達成の巨人監督
赤バット
打撃王として努力精進。十八年間の通算打率3割1分3厘。豪快な打法から放たれる弾丸ライナーは賞賛の的となる。最高殊勲選手三回。首位打者五回(東京巨人軍一塁手)。
赤中タイプの「川上」の斜め配置だけで8種
すべて鋳造の型がことなるということは製造元が違うと思われる。
同じに見えるが、はらいや、外枠に文字がくっついているかどうかなど、微妙に違う。
わっかるっかなー
わっかんないだろうなー
ちなみに
持ってない型はみたらなんとなくわかる
きもいな私
大下のものと同じメーカーなのか木型で作られたものが上の4種かと思われる。川上は全てのベーゴマの中でもっとも様々な型のものが存在する。
西沢
西沢 道夫
東京府荏原郡大崎町出身のプロ野球選手・コーチ・監督、解説者。 現役時代は中日ドラゴンズ及びその前身球団を中心に活躍し、戦前には長身の快速球投手・打者転向後の戦後は細身のバット・華麗な打撃フォームの強打者として人気を集めた。
西沢のベーゴマは種類としては多い方で確認してるだけで8種
千葉
千葉 茂
(巨人)
(ちば しげる、1919年5月10日 - 2002年12月9日)は、愛媛県西条市出身の元プロ野球選手(内野手)・コーチ・監督、解説者・評論家。愛称は「猛牛」。
藤村
藤村 富美男
(阪神)
広島県呉市山手町出身 の元プロ野球選手・コーチ・監督、解説者・評論家。 日本プロ野球を代表する伝説的な強打者であり、大阪タイガースの黎明期を支え、戦前から1950年代までのプロ野球創成期を代表するスター選手。初代「ミスタータイガース」。「ダイナマイト打線」不動の4番。
藤本
藤本 英雄
(巨人)
(ふじもと ひでお、1918年5月10日 - 1997年4月26日)は、山口県下関市彦島出身(韓国釜山生まれ)のプロ野球選手(投手)・コーチ・監督、解説者。韓国名は李 八龍(이팔용)。日本名は後に中上 英雄(なかがみ ひでお
別当
別当 薫
(阪神)
兵庫県西宮市出身のプロ野球選手・コーチ・監督、解説者。 セ・パ両リーグ分立前後に走れる長距離砲として活躍した外野手で、1948年から1953年まで6年連続でベストナイン外野手に選ばれた。1948年に阪神に入団し、藤村富美男とダイナマイト打線の中核をなす。
メガネがなんか優しい。メンコにも別当さんはたくさんいて
みんなメガネで優しい感じ。
小鶴
小鶴 誠
(中部・急映・大映・松竹・広島)
野球殿堂
こづるまこと。福岡県飯塚市出身のプロ野球選手・コーチ。 1942年名古屋軍に入団。戦後の1948年に急映に移籍すると、新田恭一の指導で腰の回転を利用したゴルフスイング打法を習得し、翌1949年に打率.361で首位打者を獲得。
その他の赤中
その他の赤中としては
別所(別所毅彦 南海→巨人)
藤田(藤田元司 巨人)
服部(服部武夫 南海)
中尾 碩志(巨人)
杉浦忠(南海)
青田昇(巨人→阪急等)
飯田徳治(南海→国鉄)
金田正一(巨人)
そして
長嶋茂雄(巨人)
王貞治(巨人)
などがある。
別所は同じ時期から
違う型で今回の8種に近い形で鋳造されたと思われる。
現在
赤中として
戦後復興期にプロ野球黎明期として活躍していた8名の名前が残っているのは
不思議でもあるが
きっと、
その名前はだれだろうと
私みたいな子どもたちがでてくるといいな。
そして
このページをみてくれたらうれしい。
その時のためにメッセージを
探求者よ
よくここまで辿り着いた。
いつか
あなたと
同じ鉄塊をもちいて
同じ床上でベーゴマについてかたりあおう。
探求者のベーゴマ技術に
幸あらんことを