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『あそび』と『まなび』研究所
2023年4月30日 00:05
前回に決めるといえばということで『ジャンケン』を取り上げた個人的にはこども達がいきなりじゃあ今日は『狐拳』で勝負な!とか今日は『虫拳』で!ってなったらだいぶファンキーな児童館だと思う。〇〇拳の便利さはなんといっても、なんも使わないことだ。しかしながらむかしから子ども達はさまざまな方法でいろんな順番やチーム分けをおこなった。②草相撲屋外での遊びの中で使われたのが草
2023年4月29日 22:47
今の子ども達は何かにつけて決める時にすぐ『ジャンケン…』と、全てジャンケンでかたをつけようとする。というか、それしか知らない。大学で教えていても学生によく、『なにかを決める方法ジャンケン以外』というと、年々答えがでてこない。・ジャンケン・多数決・くじ引き・あみだくじ・話し合い・時間で分ける(場所の取り合いなら)はなんとか出るけれど本当は決め方なんて、なんで
2023年4月24日 22:23
今日のお話は『拳』の話をしようと思ったけど、メンコの話。前回、メンコのご先祖様の話をしましたがなんぼかは紙のメンコも持っている。関西は四角の角面関東は丸い丸面がオーソドックスで関西では『ベッタン』と呼ぶ今日はその裏側に注目したい。裏側には子どもがあそべる様々な工夫がしてあるのだ!一つはメンコで遊ぶための順番を決めるための要素がある。メンコの裏側に記載してある要素
2023年4月17日 14:43
『またベーゴマ届いてんけど!いくつ買えば気が済むねん!』神さんがご立腹なのですがたぶん一生気はすまないwしかも、たぶん他の人から見たら違いすらわからん。というわけで落としてしまった。しかも入札した記憶はない。末期である今回落としたものは画像のものである一見徳島バイにみえるが出品が大阪であったためだ。 徳島バイはラグビーのような横に少し伸びた形が特徴的であるが、
2023年4月9日 23:30
徳島鳴門にある大塚国際美術館。世界各国の絵画が約1000点以上陶板で実物と同じ大きさで再現されている。そこで、みいったのが、このnoteでも何度か登場した、ブリューゲル『子どもの遊び』である。1560年にかかれているので、日本ではちょうど桶狭間の戦いの時である。上部の建物のひさしの下で、こままわし(ぶちゴマ)に興じる子どもたちが描かれている。そこを写真撮ってるとまて
2023年4月6日 00:31
明治の終わり頃まだまだバイ貝を加工したものが主流だったバイゴマそれが、真鍮製のバイゴマが出てきて(※ほしいけど未収)少しづつ鋳物にかわっていった。ちょうど第一次世界大戦で金属需要がふえて、戦争終結とともに業者は飽和状態となりできることはなんでもやるという感じでちっぽけなバイゴマまで主力製品の側で作っていたのだろう。はじめはもともとの貝の形を再現したかねバイ(鉄ベエ)と
2023年4月4日 20:40
昔の文献にバイゴマ=不精独楽との記載があることが腑に落ちないと書いた。不精独楽とはぶちゴマのことだからだ不精なひとは叩かないと動かないことからムチで叩く独楽をそう呼ぶ。それにともない、一冊の遊びをまとめた本が惑わしてくる。『ふるさと兵庫のあそび』(旧・兵庫県につたわるこどもの遊び)兵庫県小学校教育研究会体育部会編著である。2冊持っているが、再編であり内容はほぼ同じ。ど
2023年4月3日 16:14
最近の悩みは日本の文献江戸期より以前になぜバイゴマが『不精独楽』とよばれたかである。いまのところ※ここから完全金坂の推理の域です中国から『陀螺』という言葉で独楽が入ってきたときに『螺』という漢字から『貝』を連想したこともともとの中国では陀螺は紐でたたいてまわす独楽『不精独楽(ムチゴマ)』の形式だったので、それらが混同され江戸期以前の文献に紐で叩く不精独楽とバイ