効果的な読書について(目的別)
若い頃の積み重ねについての面白いTweet記事がありました。
積み重ねの手段としては読書が一番身近な方法だと思います。その読書を効果的にするための読書法をまとめてみました。
私自身は現在は年間100冊くらい、一番ピークでは年間200冊の読書を5年ほど続けていました。全てビジネス書です。
そこまで読む必要ないのですが、実践に役立つ読書の仕方があるので、そのコツを紹介します。
目的に応じて読書のやり方を変える
まずは、今から書籍で学びたい時に何を目的にするかを整理したほうがよいです。
大きく分けると
①知識をつける
②トレンドを追う
③スキルをあげる
の3つになります。
知識をつけるための読書
新しい業界について知識をつけたかったり、異動により新しい業務の基礎知識をつけたい場合になります。
これは、複数書籍を流し読みでもよいので、まとめて読むのがよいです。
私の場合はKindleUnlimitedで検索して引っかかったものを、10冊くらいピックアップして、1日~2日で読んでしまいます。
知識のないものに対してはどの本が良いのかわからないので、選んでいる暇があったらコストの低い方法で複数読んだほうが効率的です。
この本、合わないなとか難しいなと思ったら、途中で読むの辞めてもよいです。
トレンドを追うための読書
これは、とにかく最新刊を買って読むだけですね。
NewsPicksBooksあたりなんかは話題性もあるので、読む人は多そうです。
ただし、何が流行るのかわからないので、良さそうと思ったらとりあえず読むのが良いです。
SNSのタイムラインで見た瞬間に反応的にポチっとするくらいになると、トレンド情報が山のように入ってきます。
スキルをあげる読書
これが一番難しいです。
少なくとも読んでて心地よいものは、既に身につけたり体験したりしているものなので、スキルアップにはなりません。復習の意味が強いです。
スキルアップの読書は筋トレと同じで、今自分が出来る以上の負荷をかけていかないと身に付きません。読みながら考えてなので、1冊読むのに何十時間かかることもあります。
例えば論理的思考力を付けたい場合は、こういう原理原則が書かれた古典書を読みます。
内容的には難しいのですが、挫折してしまうようではスキルはつきません。歯を食いしばりながら、くらいついていく感じで、努力の向こうにスキルがついてきます。
小手先で身につくものではないので、それなりの努力は必要です。小手先で身に着けたスキル(ハック系)は、後ほど記述していますが簡単に剥がれてしまい、おじさんだけど何も手元にない状態になることもあるので要注意です。
すぐに実践することも大事
あとは何よりも読んだらすぐに仕事などで実践することです。
読書したことには賞味期限があるので、それがなくならないようにすぐに実践して身に着ける必要があります。
読書しても実践する機会がない場合は、転職することも考えたほうがよいかもしれません。人を育つのは何よりも機会が大事で、実践しなければどれだけ読書しても意味がありません。
また、賞味期限があるので、自分が重要だと思うスキルについては、常に読み続ける必要があります。同じ書籍と新しいもののどちらがよいかと言うとどちらもです。
自分の基礎となるものは何回も読み軸を安定させるのと、新しいものは時代と共に理論がアップデートされるので、それを取り入れる必要があります。
毎日の積み重ねが将来大きな差になる
これは当たり前ですね。
私もマネージャーでいろいろ見ている中で、若い頃からの積み重ねがない人は、結構な確率で部署異動とかで新しい仕事のキャッチアップがとてつもなく遅いです。
ましてや出来ないままの人も結構います。
慣れ親しんだ業務なら小手先のスキルでまわせるけど、本質的なことを考えて行動することや新しいことを覚えること自体が出来なくて、おじさんだけど社会人2年目くらいのスキルしかない人に、結構遭遇しています。
別に読書じゃなくてもいいんですが、何かしら毎日30分積み重ねる手段としては読書が手っ取り早いんで、習慣にすることをおすすめします。
読書を投資として考えると、投資対効果は抜群に高いです。
私は社会人になって2000冊以上は本を読んでいます。
1冊1500円と考えると300万円を費やしたことになりますが、10倍以上のリターンは充分にあったと実感しています。
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ちょっと前に書いた記事ですが、読書についてはより詳しくブログにも書いていますので、興味がある方は参考にしてみてください。