きのう聴いた曲 - ハイドンのピアノ協奏曲をいくつかと、バッハも。ミニコンポとポータブルスピーカーで。 あと、読書も…
きのう聴いた曲。まずハイドンのピアノ協奏曲第3,4,5,7,10番。
Phillppe Entremontの指揮とピアノ。
管弦楽がWiener Kammerorchester。
すてきな曲と演奏であった。
これは、自室でCDをミニコンポで聴く。
続いて、バッハ。
”ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ”第1, 2, 3, 4番(グールドのピアノとラレードのヴァイオリン)。
こちらは別の部屋で、ポータブルスピーカーを、ブルートゥース経由でスマホから鳴らす。
モノラルなので音質はよくないが、聴けないことはない。
ということで、いろいろたくさん聴いた日曜日だった。
週末は仕事から離れ、趣味や家のことをする。
いい気分転換である。
というか、趣味のために働いているのである…
趣味と言えば、読書も。
五木寛之を2冊。
『異端の人間学』。
これは佐藤優との対談本。
2人のロシア通による、ロシアウォッチング。
市井の話から、宗教、国家まで話題は幅広い。
体験的ロシア論といおうか、引き揚げ者としてロシア軍の蛮行を体験し、早稲田でロシア文学を専攻した愛憎半ばする五木。
一方、外務省の役人として、ロシアで暮らし、生身のロシア人と切った張ったをやってきた佐藤。
おもしろかった。
評価は★★★★。
対談なのでおもしろいが、それぞれ一流の書き手だから、単著の方が中身が濃いような気がするので★マイナス1。
もう一冊、『流されゆく日々1』。
評価は★★★★★。
五木の最近の本って、ある意味”金太郎あめ”みたいに、どれを読んでも同じようなテーマについて書いてある、という気もするのだけれど、しかし、具体的なエピソードが、あまり重ならない、というか、豊富で実におもしろい。
しかもこの本は、1975年、76年の日刊ゲンダイの連載をまとめたもの。
だから自分には初耳のエピソードがてんこ盛りで、実におもしろかった。
今ではもうハンドルを握らなくなった、四十代の五木が、いろんな外車を乗り回したり、麻雀に時間を割いて反省(?)したり…
若かりし頃の五木が、そして五木の”視点”が、実に刺激的。
あんまりおもしろいので、2巻もネットで発注してしまった。