展覧会レポ:エスパス ルイ・ヴィトン東京「L>espace)(…」
【約2,200文字、写真約10枚】
表参道のヴィトン7階にある展覧会に初めて行き、ケリス・ウィン・エヴァンスの作品を見ました。その感想を書きます。
結論から言うと、エスパス ルイ・ヴィトン東京に行ったことがない人は、一度行くと良いです(無料!)。この展覧会は、建築と雰囲気がよくマッチしており、ガヤガヤしている表参道とは思えない静謐な時間を過ごせました。
▶︎ アクセス
「エスパス ルイ・ヴィトン東京」は、表参道駅から徒歩約5分。ヴィトン表参道の入り口を入って、すぐ右にあるエレベーターで7階へ上がります。「ヴィトンなんて敷居が高い…」と思っている人でも、臆することなく入ってみましょう。身なりでガードマンに弾かれることもありません。
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
▶︎ エスパス ルイ・ヴィトン東京について
私は、初めてエスパス ルイ・ヴィトン東京に来ました。5月に銀座メゾンエルメス フォーラムへ初めて行った際、他のブランドが運営する展覧会にも興味をもったのがきっかけです。
エスパス ルイ・ヴィトン東京は、2011年にオープン、すでに10年以上経っています(大阪は2020年にオープン)。これらのスペースでは、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵コレクションを展示しています。また、「エスパス」とはフランス語で「スペース」という意味です。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンとは、フランスにあるヴィトンとLVMHの芸術・文化に対するメセナ活動として、フランク・ゲーリーがデザインした美術館だそうです。万が一、フランスに行く機会があれば行ってみたいです。
▶︎ 「L>espace)(…」
この展覧会では、ケリス・ウィン・エヴァンスの作品が5つ展示されています(作品名がどれも独特…)。彼は1958年、イギリスのウェールズ生まれ。直近では、草月会館で彼の作品を見ることができました。
展覧会名「 L>espace)(…」は、「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にかけていることに加え、フランス語のL’espace(癒し)、espace(空間)にも因んでいるのでしょうか…?また、公式にはespaceに取消線が引かれています。ケリスのネーミングセンスは厨二的な感性を感じます😅
エスパス ルイ・ヴィトン東京は、ワンフロアのみの構成。天井が高くとても解放感があり、2面はほぼガラス張り。7階からは表参道の景色がよく見えます。まるで浮いているような空間は青木淳氏による建築。青木淳氏は、海外・日本のヴィトン路面店や、青森県立美術館の建築を手がけています。
青木淳氏による建築と、ケリスのアートがマッチしていると感じました。ずっといても飽きないような静謐な空間に、静的な彼のアートはぴったり。私は正午ごろに行きましたが、夜に来ても随分雰囲気が変わると思いました。
スペースには看視員の方が2人おり、優しく説明してくださいました。外国人のお客さんも多かったため、もちろん英語対応も堪能のようでした。常にお客さんはおり、意外とこのスペースの存在は知られているようでした。
▶︎ まとめ
いかがだったでしょうか?エスパス ルイ・ヴィトン東京とケリスの作品がマッチしており、表参道と思えない静謐な時間を過ごせました。また、フォンダシオン ルイ・ヴィトンを知るきっかけになり、勉強になりました。
▶︎ 今日の美術館飯
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