展覧会レポ:郷さくら美術館「水 -巡る- 現代日本画展」
【約2,700文字、写真約30枚】
中目黒にある「郷さくら美術館」に初めて行きました。その感想を書きます。
結論から言うと、テーマがはっきりしており、コンパクトな美術館で見やすかったです。「水」に関する企画展は、夏らしい涼やかな気持ちになることができました。中目黒の美術館で"お花見"できるのは粋な提案でした。中目黒に行くことがある人は、是非1度訪問をおすすめします。
※投稿日現在、すでにこの展覧会は終了しています。
▶︎アクセス
私は初めて郷さくら美術館に行きました。郷さくら美術館は中目黒駅から徒歩約5分。私は中目黒に10回も行っていませんが、この場所を知りませんでした。目黒川からほど近い住宅街の中、ガソリンスタンドの横にあります。
住所:東京都目黒区上目黒1丁目7−13
▶︎郷さくら美術館とは
郷さくら美術館とは、
(株)ライザンフォスターホールディングスが美術館を運営しているようです。公式HPを見ても、美術館の沿革や成り立ちが見つけられませんでした。
なぜ、どのような想いで福島県内に建てて、その後に目黒に建てたのか?館長は誰なのか?そもそも名前の「郷」とは何を意味するのか(ずっと「ごう」と読んでいました😅)?なぜ「さくら」なのか…?
そのような内容をHPの分かりやすい場所に記載することにより、来客が増えることに加え、ブランディングに奏功すると思いました。
▶︎訪問のきっかけ
各SNS(X、facebook、noteほか)でこの展覧会の口コミを何度か見ました。その際、野地美樹子さんの《Uneri》がたくさんアップされていました。来館のきっかけは、1)ダイナミックな《Uneri》が気になったこと、2)郷さくら美術館は今まで聞いたことがなかったことです。
▶︎「水 -巡る- 現代日本画展」
入館料は500円!最近、どこの美術館の入館料も値上げされているため、すごく安く感じました。館内は全て撮影okです。
美術館は3階各フロアごとにテーマを決めて構成されていました。フロアはどれもコンパクトで、サクッと見ることができます。
なお、展示されているガラスの反射がきつかったです。優先順位を付けて少しづつ低反射のものに変えると、より気持ち良く鑑賞できると思いました。
水のゆらめき、きらめきを見ると心が落ち着きました。多くの鑑賞者も椅子に座って、じっと見入っているのが印象的でした。とても暑い日に見ると、一層涼やかな気分になれました。
また、桜の部屋(2階)において、お花見で有名な中目黒で、いつでも絵画でお花見ができるのは、粋な試みだと思いました。
1階「水ー巡るー」
3階「水ー巡るー」
2階「桜百景展 vol.32」
▶︎まとめ
いかがだったでしょうか?コンパクトな美術館で、テーマがはっきりしているため、美術館側のメッセージがクリアに伝わってきました。自然を感じる夏らしい企画展で、鑑賞していて気持ちが良かったです。美術館の存在感が薄いため、もっと多くの人に知ってほしいと思いました。
▶︎今日の美術館飯
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