レゴランド・ジャパン:全部待ちなしで遊び放題!おすすめだが、子供に限る
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レゴランド・ジャパンに初めて行きました。その感想を書きます。
▶︎結論
私は大満足でした!ただし、おすすめできるのは、レゴの性質上、小学生3、4年生までのお子さんをもつご家族限定だと思います。レゴは楽しいし、大型連休中でもどのアトラクションも待ちなしで乗り放題でした。名古屋にあることがネックですが、名古屋観光のメインに据えても良いかと思いました。
▶︎訪問のきっかけ
名古屋に1泊2日した際、レゴランド・ジャパン(以下、LLJ)に行きました。それは主に、1)LLJに行った親戚曰く「良かった」らしい、2)LLJがオープンした際「面白くない説」をよく聞いたため、真相を自分で確認したかったことによります。
夏休みに入り、PRに見えるような投稿がXで増え始めました。「ほんまに面白いんかな」と穿った見方で興味が湧いてきたことも理由の一つです。
▶︎アクセス
アクセスは、名古屋駅→(電車で約25分)→金城ふ頭駅→(徒歩約15分)→LLJです。名古屋駅からも比較的行きやすい立地です。
▶︎レゴランド・ジャパン・リゾートとは
レゴランド・ジャパン・リゾート(以下、LLJR)は、レゴランド、ホテル、シーライフ(水族館)の3施設で構成。「シーライフ」は海外のレゴランド・リゾート(以下、LLR)でも展開されています。
現在、レゴランド(以下、LL)は、デンマーク(本社)、イギリス、アメリカ、ドイツ、マレーシア、ドバイ、日本(2017年開業)、韓国など、世界10か所にあります。なお、LLJの広さは、デンマーク同様で最小らしいです。2025年に、上海でLLRが開業予定とのこと。
レゴは「遊びと学びを通じて子供たちの創造力を育むこと」に取り組んでいます。テーマパークでも同様です。パークが「遊びと学びにあふれる教育的な要素」を重視している点がディズニーランドなどとは異ります。
LLJで教育的要素のあるアトラクションはいくつかありました。しかし実際は、遊び92:教育8くらいの割合だと思いました。
LLJは、ディズニーランドなどと違い、プールが併設されています。アトラクションよりプールをメインにしている来場者も多い印象でした。
LLJの主な対象は、公式に2~12歳の子供とその家族だそうです。この点は、LLJの弱みであり、今後の発展性のなさだと実感しました(後述)。
なお、レゴは、LL以外に、屋内型アトラクション施設としてレゴランド・ディスカバリー・センターも運営しています(日本ではお台場と天保山の2つ)。私は、お台場の施設に行ったことがあったため「レゴランドなんてお台場と同じようなしょぼいやつでしょ」と思っていました。
しかし、LLJの規模や内容は、お台場のそれと全く違ったため、いい意味満足度が高い結果となりました。
▶︎レゴランド・ジャパン感想
私が訪れたのはお盆の週末。年間で最も来場者が多い時期の一つだったと思います。入場料(定価)は、大人7,900円、子供5,300円と、最も高い設定でした(webで前日までに購入すれば割引あり)。
来場者数は、噂で聞いていた通り少なかったです。どのアトラクションも5分待ち以下で、乗り放題状態。混雑時用のウェイティングスペースは全く使われていませんでした。来場者の中には外国人観光客の方も多く、特にアジア系の方が多い印象でした。
平日ならさらにガラガラでしょう。レゴランド・ジャパンが、USJのように親しみをもって「LLJ」と呼ばれる日は来るのでしょうか…。
私はこの日、合計で19のアトラクションに乗りました。それでも乗れなかったアトラクションはかなりあったため、複数回来ても楽しめるテーマパークだとは思います。
年間でもピークに近い時期で、この来場者数であれば、確実に赤字でしょう。名古屋駅からのアクセスは良いものの、やはり東京や大阪ではなく、愛知に位置することがボトルネックでしょうか?
LLJの対象は2〜12歳のため、今後どのように構造改革をしようとも、来場者数は増えないでしょう。インバウンドも都心に比べて期待しづらいです。そのため、撤退する日も近いのではないでしょうか。レゴの性質上、女子高生や大人にも人気のサンリオ ピューロランドとは勝手が違うと思います。
また、レゴには「宇宙」「お城」「海賊」「忍者」などのシリーズがあります。そのため「テーマパーク」としては構成しやすいです。しかし、特に人気のスターウォーズなどがテーマパークに取り入れることができていないのはもったいないと思いました(さまざまな柵があると推察しますが)。
私は9時半から17時半まで、開園時間をほぼフルで遊びました。1)未就学児の子供は大満足だった、2)ほぼ全てのアトラクションが並ばず乗れた、3)アトラクションの数が多かったため、私も満足でした。小学生3、4年生くらいまでのお子さんをもつご家族には特におすすめだと思いました。
子供曰く「ドラゴン(ジェットコースター)が一番楽しかった」とのことでした。
LLJは「お子ちゃま向けのアトラクション」が大半のため、来場者の年齢によって満足度は変わるでしょう。中学生や高校生同士の友人や男女と一緒に来ても、十分には楽しめないと思います。
私は最近、レゴに関する本を読みました。レゴはどんな商品を作っても、ブロックの原価はほぼ一定です。一方で、コラボや大人向けのレゴなど、価値を付加することで上代を上げ、利益率を変えられるビジネスモデルは興味深いです。本の内容を復習するような感覚もあり、勉強になりました。
私は子供の頃、海賊、お城シリーズなど、レゴにはとてもお世話になりました。作って壊すの繰り返し。ミニフィグだけなく、レゴ以外の人形も加えて、自由気ままに楽しんでいたことを思い出します。レゴの可能性は無限大!レゴには感謝しており、足を向けて寝られません。
園内には、十万単位のレゴで作ったさまざまなオブジェが並んでいました。これには単純にすごいと感心しました。この造作は償却資産税金の対象になるのでしょうか?自社社員が作ったのであれば、固定資産台帳に載せる金額はブロック代のみ?レゴ関連会社から購入したのであれば、その金額が記帳されるのでしょうか?🤔
この日は、とにかく暑かった!暑い日に行く場合、金城ふ頭駅のコンビニなどで、ドリンクを複数本買っておくことをおすすめします。
特に、日陰で休めないスタッフは一番辛そうでした。なお、スタッフはサングラス、髪の色など比較的自由そうで、生き生きと働いている様子が印象的でした。他のテーマパークや小売業も見習った方が良いと思います。
以下、乗ったアトラクションなどを1日の流れを写真とともに振り返ります。事前の計画などはなく、ほぼ行き当たりばったりでした。
✔️レゴ・ファクトリー・ツアー
なお、レゴは2030年までに100%持続可能な素材に置き換えることにコミットしています。「工場ツアー」なので、ブランディングの観点からサステナビリティ観点のアピールもした方がいいと思いました。
✔️レゴニンジャゴー・ライブ
✔️スクイッド・サーファー
✔️サブマリン・アドベンチャー
✔️ロスト・キングダム・アドベンチャー
✔️シークレット・チャンバー・オブ・アムセトラ
✔️ファラオ・リベンジ
「感覚ガイド」とは、感覚が過敏な方も安心してLLJで遊べるために、光や音、匂いなどの感覚情報を数字で表したものだそうです(参照)。初めて見ました。さすが、欧州の企業です。
このような取り組みが評価され、日本のテーマパークで初めて、米国のIBCCES(国際資格認定・障害教育基準委員会)から「認定自閉症センター」に認定されたそうです(2024年6月)。
✔️カーゴ・エース
✔️コースト・ガード・エイチキュー
✔️ザ・ワーフ
✔️ランチ:ブリックハウス・バーガー
✔️ドライビング・スクール
✔️レスキュー・アカデミ
✔️マーリン・チャレンジ
✔️ザ・ドラゴン
✔️フライング・ニンジャゴー
✔️ミニランド
✔️ブリック・パーティ
✔️ロボティック・プレイ・センター
✔️デュプロ・プレイ
▶︎まとめ
レゴランドの特徴や良さが伝わったでしょうか?特に小学生3、4年生以下のお子さんがいる家族には特におすすめのテーマパークでした!レゴには楽しさが詰まっているし、どのアトラクションも待ちなしで乗り放題、アトラクションの数も豊富です。ただし、ディズニーランドやUSJのような期待をして遊びに行くと、ちょっと期待外れに感じると思いました。