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子どもの探究心をサポートする「親の接し方」と心構え

はじめに

子どもは興味を持ったものに対して、素直に「どうして?」「なぜ?」と疑問を持ち、探究心を膨らませます。しかし、親としては「忙しいからまた今度」「そんなこと、わからなくても大丈夫」と答えてしまうことも多いでしょう。本記事では、子どもの探究心をサポートするために役立つ親の接し方や心構えを紹介します。


1. 「わからない」は恥ずかしくない:一緒に探す楽しさを伝えよう

子どもからの「どうして?」に対して、「ママも実は知らないけど、一緒に調べてみよう!」と答えることで、子どもと親が対等に学ぶ姿勢を共有できます。これにより、子どもは「自分がわからないことを学ぶのは恥ずかしくない」と感じ、積極的に新しいことを探究する姿勢が育まれます。

具体的なアクション:インターネットや図鑑を使って一緒に調べる時間を設ける。図書館や博物館に一緒に行く計画を立てるなど、好奇心を共有する場を作りましょう。


2. 過程を重視し、結果は二の次に

子どもが一つの疑問を持ち、実験や調査をしているとき、親としては「成果」が気になるもの。しかし、探究心をサポートするには、結果ではなく、興味を持って取り組んでいる「過程」に目を向けることが大切です。

具体的なアクション:「結果はどうだった?」ではなく、「どんなことを試したの?」「どんなふうに感じた?」といった質問を投げかけることで、子どもがプロセスを楽しむ意識を持てるようになります。


3. 「自由にやってみよう」と声をかけて、自己表現を尊重する

子どもが何かを試してみたいと感じたとき、「どうなるか分からないけど、やってみる?」と背中を押してあげましょう。大人から見て少し危なっかしいと思えることでも、安全が確保できる範囲なら、自由にやらせてみることが重要です。

具体的なアクション:「失敗してもいいからやってごらん」「ママも昔、こんなことやってみたんだよ」など、自分の経験も交えて、自由に試すことの楽しさを伝えましょう。


4. 質問はオープンに:Yes/Noではない質問を心がける

探究心を育てるためには、子どもが自分で考え、発見する機会を提供することが重要です。Yes/Noで答えられる質問ではなく、「どう思う?」や「もしこうだったら?」など、自由に考えられるオープンな質問を投げかけると良いでしょう。

具体的なアクション:「どうしてそう思うの?」「他にどんな方法があると思う?」と、考える余地を与える質問を使いましょう。子どもの視点での回答に「そんな風に考えたんだね」と肯定的に反応します。


5. 「いつでも聞いていいよ」という安心感を伝える

子どもがどんなに些細な疑問でも聞いて良いと分かると、安心して自分の好奇心を表現できるようになります。親が常に対応できるわけではありませんが、「時間があるときに一緒に調べようね」と応えるだけでも、子どもの心に安心が生まれます。

具体的なアクション:特に仕事で忙しい時は、「今日の夜ご飯のあとに一緒にやってみよう」と伝え、質問を大切に扱う姿勢を見せるだけでも、子どもは安心して質問できる環境だと感じます。


おわりに

親は子どもにとって「最初の学びのパートナー」とも言える存在です。探究心をサポートするために、完璧な答えを返すことよりも、一緒に考えたり、調べたりすることが大切です。ぜひ、子どもと共に学び合い、探究する楽しさを育んでいきましょう。

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