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向こうに連凧


見上げると

空一面

雲が覆っていた

走るなら

これぐらいが良いのかもしれない

知ったふうなことを

一人

思う

沿道にはすでに

多くの人が

走りくる人たちを

今かと

待っていた


「自分の子どもが走っていたら?」
「応援どころじゃない、泣いちゃう」


夫婦だろうか

そんな会話が漏れ聞こえてきた


大きく声援する人

拍手を送る人

それぞれ

さまざまな

思いを馳せ


そして


今年も

走る

学生たち


最後の走者 見守る人々


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