『憂鬱な楽園(1996)』(南國再見,南國/Goodbye South, Goodbye)
『憂鬱な楽園(1996)』(南國再見,南國/Goodbye South, Goodbye)
うだつの上がらないアラフォーのチンピラ、弟分とその彼女が旅する話。
モラトリアムな期間や青春時代って
年齢制限はないんだなって。
そこに吐くくらいなら
ゴミ箱のがマシでは?ってくらい
超絶臭そうな便器、
湿ってそうなぐちゃぐちゃのシーツ
寝ていたらGが顔の上を通りそうな
足の踏み場がない汚い部屋、
土とほこり
調味料と人工的な香料
間違っても爽やかな香りは
匂ってこない。
舗装されていない道路も
蚊がわんさかいそうな草木も
湿度100%の空気感も
混沌とした何もかもが
ポップでロックな曲で中和され、
麻薬みたいにクセになる心地よさ。
昭和チック。
そう、海外なのに昭和を感じる。
ボロくて暗い風呂なしの安アパート
フライパンで茹でたスパゲッティ、
バイト仲間とゴロゴロしてて
気がついたら朝になってる。
戻りたいかといえば
そんなことはないんだけど、
あの頃は無限に時間があって
辛いことも悲しいこともあったはずなのに
楽しい思い出に置き換わっている。
私にとっては
そんな学生時代に戻る青春映画。
おすすめ度・・・3
好き度・・・・・四
この映画観たんだっけ?メモ
1.テレビでもいい
2.観る人を選ぶ
3.映画好きに
4.普段映画観ない人にも
5.観た方がいい
一.無理
二.苦手
三.普通
四.好き
五.大好き