公衆電話を置いておく理由は?

携帯電話普及率は私の予想では80%ぐらいかと肌感覚で思っていた。
調べてみたところ、
合計契約数は1億7307台。
日本の総人口が1億2622万人。
つまりその普及率はおよそ137.%!

想像以上の驚きの数値でした。

一人一台以上は持っていることになるのだが、乳児や小児、老人などもこの人数に含まれてしまうため、予想するに、仕事用、家庭用と2台持ちの人や実際に2台持っている人も多いのかもしれない。

この数字はそれが予想できる。
つまり肌感覚で考えていた80%は少し多かった数字かもしれない。
実際は60〜70%が妥当なのかもしれない。

☆☆☆

携帯電話普及に伴って、衰退した業界が必ず出てくる!

代表的なのは公衆電話電話だ!
今では公衆電話を見つける方が難しい。

子どもたちに公衆電話の使い方を知っているか聞いてみたがもちろん知らなかった。学校で教えてくれるはずもなく、自分も教えていない。
過去に、携帯電話の充電がきれてしまい、緊急事態であったために実家に連絡したのが最後で子どもたちもその時の様子をチラッと見ていたと思う。

テレホンカードはもちろん持っておらず、10円で対応した。
その時の子どもたちのコメントは
「電話するのにお金いるの?」

まぁそうなるだろなぁ。
携帯電話で使っている電話のコミニケーションでは、お金を払っているイメージはないだろう。

☆☆☆

この公衆電話は衰退するとわかっていて、なぜ未だに設置されているのだろうか?
利用頻度はどのくらいなのだろうか?

調べてみると、年間50回以下の利用頻度のところもあるようだ。
つまり一日あたり、0.13回。約10日に一回使用されるかどうかだ。
イヤ使ってないやん!いらんやん!
何故無駄な経費を払ってまで置いておく!

☆☆☆

災害時の最強のアナログ電話となる

消えないのにはやっぱり理由があった!
ユニバーサルサービス制度というものがあり、電気通信事業法施行規則として、「社会生活上の安全及び戸外での最低限の通信手段を確保する観点から市街地においてはおおむね500メートル四方に一台、それ以外の地域においてはおおむね1キロメートル四方に一台の基準により設置」という法令が設けてあるため、たとえ赤字になったとしても、今のところ完全になくなることはないという。

そもそも電話線から電源を取っているアナログの固定電話は災害時に強いというメリットがあり、停電時であっても電話線さえ切れていなければ使用可能。IP電話のようには通話制限を受けない優先電話でもあり、災害時には非常に重要な連絡ツールとなっていた!

デジタル・アナログはやはり切ってもきれない関係なのかもしれない。

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