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傷んだ髪を触る癖

(今回は軽く閲覧注意です)

私は、傷んだ髪を触る癖がある。この癖は中学生の頃から出始めて、長い時はぶっ続けで2時間もやっている。
たいてい私は、顔を左に向けて右手を頭の後ろにやり、後頭部の髪の毛を狙って指を通す(後頭部は傷んだ髪の宝庫!)。毛先がちぎれるか、1本まるまる抜ける時のプチッという感触と音が快感でやめられない。

それでも、2時間もやっていれば首の筋も腕の筋肉も痛くなるし、他人が見たら気持ち悪いと思うだろうから、辞めたいとは思っている。
ので、よし、原因を知るために「ちりちりの髪の毛 触る癖」で検索してみよう。(笑)

抜毛症(トリコチロマニア):抜毛症の患者は,美容以外の理由で毛髪を繰り返し引っ張ったり,引き抜いたりする。(中略)緊張感や不安感が先行していて,それが抜毛により軽減している場合があり,しばしばその後に満足感を覚えている。

MSDマニュアル プロフェッショナル版/ 08. 精神疾患/ 強迫症および関連症群 / 抜毛症(トリコチロマニア)

なるほど、確かにタスクに追われている今日、ストレスを感じているのかもしれない。この手癖をきっちり2時間コースでやってしまった。ストレス性というのは大納得。
(抜毛で不安が解消するというのはどういうメカニズムなんだろう?ホルモンって複雑、、)
でも、私の場合は病気と呼ぶには大げさで、それは「癖」の範疇にいると思う。私はこの抜毛(ばつもう)の沼にハマってしまった。おそらく、これが程度を増すと病気として扱われるようになるのだろう。

でも困ったことに、この癖が、本当に、やめられない。

指と指の間で感じるザラザラが気持ちいい。手櫛で引っ張られた頭皮の感覚が気持ちいい。髪の毛の抜ける音が気持ちいい。痒いところを掻いてるときと同じ感じがする。幸せホルモンが分泌される。もう1回、もう1回、って
身体がこの癖を覚えてしまうとパブロフの犬みたいになって、どうすることも出来ない。一生、この行為と付き合い続けないといけない。。
みなさんはこの記事を読んで、安易にやってみようとか考えない方がいいです。その代わりに、朝井リョウ著「正欲」をという本をオススメしましょう。少数派の生きづらさが痛いほどリアルに描かれていて、私は解説も含めて好きなのよ。この作品は性の快楽に限られたお話だけど、「人に見せない、快楽のための行為」なら誰にでもあるんじゃないかなと個人的に感じております。

今回、自分の癖(へき)を言語化出来て良かった、自己理解が進んだ気がする。赤裸々記事でした。。
そろそろ美容院予約しようかな。

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