【バーテンダーがゆく、スコットランド旅行 : 2022年9月】
皆様、ごきげんよう。バーテンダーの安部直柔(アベ ナオナリ)です。
2023年12月末まで約2年間ロンドンで、バーテンダーをしていました。その間に、ヨーロッパへ旅行に行くこともあり、今回からその旅先で出会ったオススメの場所、レストランやバーなどをいくつか紹介していこうと思います。
前回の投稿で『世界一になったレジェンド・バーテンダーのバーで働く: KWÃNT』について綴ったので是非そちらも読んでみてください。
今回は『バーテンダーがゆく、スコットランド旅行 : 2022年9月』
アイラ島 スコッチ・ウイスキーの聖地
スコットランドのウイスキーの蒸留所へ、行きたい。そんな夢をウイスキー愛好家やバーテンダーなら持っているだろう。
それは私も例外ではなく、イギリスに来てからの行ってみたい場所のリストにスコットランドのウイスキー蒸留所巡りが入っていた。
当時、ロンドンに住んでいた日本人バーテンダーや友人と共にスコットランドのアイラ島で造られる、アイラ・ウイスキーを見学・体験する為に旅行へ行って来た。場所はイギリスのスコットランド西側の小さな島だ。
ロンドンが青丸🔵、アイラ島が赤丸🔴、グラスゴーが緑丸🟢
直接ロンドンからアイラ島まで飛行機が、あればいいのだが残念ながらない。なのでグラスゴーという都市を経由して、小型飛行機に乗りアイラ島へ向かう。ちなみにフェリーで行くことも可能だが、今回は空路を選択した。
人生初の小型機だったが不運にも飛行中の揺れが凄く、身体が中に浮いた。さらに尿意がピークで正直漏らす寸前だったが、着陸後にダッシュでトイレへ駆け込み難を逃れた。なかなか痺れる体験だった。
アイラ島の地を踏んだときに、あまりに空気が澄んでいて深呼吸をしたときに少し感動した。澄んだ青い空、広い大地、と私。決して尿意を克服して、地に足を付けたからではない。
アイラ島は1日あれば、車で一周できるくらい小さな島だ。ただ移動手段が車かバスしかない。時間に余裕があれば、バスでも良いが基本的にレンタカーをオススメする。ちなみに信号はない。交通ルールは譲り合いの精神で成り立っている。
では参ろう!
巡るアイラ・ウイスキー蒸留所
今回、1泊2日の弾丸旅行だったので行ける場所が限られてしまったが、この蒸留所を巡ってきた。
① Ardbeg Distillery (アードベック蒸留所)
② Lagavulin Distillery (ラガヴーリン蒸留所)
③ Bowmore Distillery (ボウモア蒸留所)
これ以外にも6箇所の蒸留所がある。
最初は、Ardbeg Distillery (アードベック蒸留所)アイラ島南東に位置しており、1815年創業。古典的かつ伝統的で、強烈なスモーキーさと繊細な甘みのある味わいが特徴のウイスキー1980年代に一度閉鎖されましたが、1997年にグレンモーレンジ社が買収し、再開しました。母体が資本力のある会社なので、建物やモニュメントが豪華な印象でした。
次に、Lagavulin Distillery (ラガヴーリン蒸留所) 1816年に創業したラガヴーリン蒸留所。ピートによるスモーキーな香りフルーツのような甘い香りがする混在する、個性的なウイスキーです。 蒸留所の内装は昔の校舎のようで、温かみがあり3つの蒸留所のなかで1番記憶に残っている。
最後は、Bowmore Distillery (ボウモア蒸留所) 「アイラの女王」とも呼ばれるボウモア。1779年、スコットランドでは2番目、アイラ島では最初に認可された蒸溜所でアイラ島最古の蒸溜所である。自分たちでモルティング(麦芽づくり)を行い、泥炭(ピート)を焚いて乾燥させるという伝統的な製法を続けている数少ない蒸溜所だ。
詳しい蒸留所の特徴などは、めちゃくちゃ記事が長くなるので割愛します。気になる人はググって下さい。
グラスゴーの名物パブ
無事にアイラ島の蒸留所巡りを終えて、グラスゴーへと戻ったわけだが、紹介したいパブがグラスゴーにある!
ウイスキー好きなら必ず行って欲しい場所だ。
グラスゴーの『The Pot Still』というパブ。
地元の人、観光客を問わずウイスキーとビール好きで溢れ返ってるパブだ。バーテンダーに好みのウイスキーを伝えれば、後ろのバックバーから見つけてくれる。美味しいウイスキーをカジュアルなスタイルで楽しめる最高の店だ。
是非、グラスゴーに訪れる際は行って欲しい。ディスティネーション・パブである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?