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【バーテンダーがゆく、バルセロナ旅行 : 2022年10月】

皆様、ごきげんよう。バーテンダーの安部直柔(アベ ナオナリ)です。現在はメルボルンでバーテンダーをしています。
2023年12月末までロンドンで約2年間バーテンダーをしていました。その間に、ヨーロッパへ旅行に行くこともあり、その旅先で出会ったオススメの場所、レストランやバーなどをいくつか紹介します。

前回の投稿で『バーテンダーがゆく、マンチェスター旅行 : 2022年9月』について綴ったので是非そちらも読んでみてください。


今回は『バーテンダーがゆく、バルセロナ旅行 : 2022年10月』

ロンドンに住んでいて、良かったなと感じられた1つにヨーロッパ圏であることが挙げれます。つまりは、ヨーロッパ諸国に気軽に旅行に行けるということ。日本からだと直接行きづらい国や都市がたくさんありますが、ロンドン周辺には国際空港が6ヶ所もあり、さらにLCCの航空会社がたくさんあるので、安く旅券が手に入いる。(それなりに制約は多いですが)
例外なく、私もその恩恵に肖りました。

今回投稿しているバルセロナへは、1年間の間に3回も訪問し、それくらい楽しませてくれたバルセロナなので、3回に分けて投稿したいと思います。時系列で書いてるので先にはなりますが、バルセロナへ行く人は参考になると思います。

The World's 50 Best Bars 2022 in バルセロナ

The World's 50 Best Bars ?なんだそれは?
と思われるでしょう。
実は、年に1度だけ世界のバー・ランキングをTop50として発表するセレモニーが行われていて、2022年の開催場所がバルセロナでした。それに合わせて、世界の有名なバーテンダーが数日バルセロナに集結し、ゲスト・バーテンダーとしてイベントを開催する。セレモニー含め、バー業界の国際的な一大イベントである。
ちなみに、2022年、2023年立て続けにバルセロナのバーが1位を獲得した。バルセロナのバーが世界のバー業界を牽引していると言っても過言ではない。
そう。私はそのイベントに合わせて、バルセロナへ行ってきた。

ちなみにこの2022年、日本のバーで唯一The World's 50 Best Bars にランクインしたバーがありました。
それが『Bar Benfddich』

店主である鹿山氏が、自身で耕した畑で育てたハーブや野菜を使ってカクテルにする。Farm to glassを体現する、日本が誇る唯一無二のバーである。実は私がバーテンダーを始めた頃から、お店に通ってカクテルの勉強をしていたこともあり、その頃からお世話になっていた。今回、Instagramを通じてバルセロナに来られることを知っていたので、鹿山さんに連絡をしてみたら「安部くんもセレモニー来る?」と誘っていただき、まさかのセレモニーに参加することができた。

日本人バーテンダーやその関係者達との集合写真
表彰式前のフォトシューティング


ちゃっかり、Bar Benfddichのスタッフではないのに写真撮影に参加させてもらった。
後に、鹿山さんがテレビ番組の『クレイジー・ジャーニー』に出演された際に、この写真を提供したようで、友人から安部が出てると連絡が来た。ほんの一瞬だったのに、気づいた友人達は凄い。というよりテレビの影響って凄いんだなと


ちなみに鹿山さんも、noteを書いてるので是非。

建築の街バルセロナ

そう、バルセロナといえば?
未完の教会『サグラダ・ファミリア』だろう。もちろん私が行った時も工事は続いていたが、最新の予定だと2026年に完成予定らしい。その設計をしたことで知られる建築家アントニ・ガウディが手掛けた、建築物がバルセロナの至るところにある。一応、建築の専門学校を卒業したので、訪れた都市の建築物を観て、その都市の建物の特徴や特色を感じながら楽しんでいる。

サグラダ・ファミリアの正面
ガウディが設計したアパートメント
集合住宅でさえ形状がユニークだ
こういうシメントリーな建物もまた良き
大通り沿いの集合住宅。何気ないがこういうのもカッコよく見えるのが旅先マジック

バルセロナが誇るスペシャリティ・コーヒー

私が旅先で必ず訪れたいのが、レストラン、バー、そして美味いコーヒーが飲めるカフェだ。バルセロナに大好きなカフェがある

『Nomad Coffee』

2014年にバルセロナにスペシャリティコーヒーを持ち込んだパイオニア的な存在のコーヒーショップ。NOMADが焙煎したコーヒーは、世界45ヵ国、205の都市で販売されている(2022年末時点)
詳しい記事はここに書いてあるので、興味がある方は見てほしい。

ドリップコーヒー、カフェラテ、どちらを飲んでも美味しかった。こういうところから、食文化のレベルの高さを感じる。

たしか、グアテマラ産の浅煎り
カウンターとエスプレッソマシンが一体型になった珍しい作りの店内

コーヒーツーリズムに励むのも、旅先での醍醐味である。

オススメのレストラン

Maleducat

カジュアルな値段でモダン・スパニッシュな料理を楽しめるレストラン。ランチから営業してくれてるのもありがたい。残念ながら二日酔いだったので、あまり食べれなかったが写真を載せておきます。

中がトロトロチーズのクロケット
秋のマッシュルームと自家製ソーセージ

オススメのバー

DR. STRAVINSKY

入り口、写真では分からないが右側に行列ができている

バルセロナで有名な薬草系カクテルを楽しめるバーだ。ここの代名詞はなんと言っても、スローイングという技法で作るカクテル。液体を投げながら作るユニークな技法だ。何のために?という話しだが、程よく冷やしながら空気を含ませて香りを立たせるのが目的だ。若干パフォーマンスも含まれているが、昔動画でよく観て練習していた。動画を貼っておくので是非見てほしい。

こんか感じでバーテンダーが遊んでいるのが許容できるのが、バルセロナの良いところかもしれない。

建築家さながらのアートである。このあと自らバースプーンで破壊していた

その後、バルセロナに2回も再訪している。先にはなるが、まだまだオススメのバーやレストランを紹介するのでお楽しみに。
では次回まで、アディオス アミーゴ!

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