【今日の本】『なぜ、読解力が必要なのか?』
おはようございます。最近、朝活多めのナカちゃんです。
今日は、朝から開店です。
年末ですから☺️
今日の本:池上彰 『なぜ、読解力が必要なのか?』
副題に、「社会に出るあなたに伝えたい」とあります。
池上さんの本と言うと、「学生向け」というイメージがあるかもしれません。
確かに、池上さんは、主な読者層として学生を意識して本を書かれていますが、大人でもよくわかっていないトピックについて、理解するための良書がたくさんあります。
言い換えると、池上本=「どんな人にもわかりやすい本」である。ということ。
その中の、最新作かつベストセラーが この本です。
『池上流 ファクトフルネス』とは?
帯に書かれているのは、「池上流 ファクトフルネス」という言葉です。
”本質を見抜く力が、自分とみんなを幸せにする”
読解力というと、「国語」とか「読書」とか言うんでしょ。苦手だから、やだよ。という声が聴こえてきそうですが、この本は、ちょっと違う。
「読解力」といっても、学校の勉強だけではないこと、数学を学ぶことの意義や、論理的な思考の大切さなど、多面的に「読解力」を解説しています。
国語といっても、現代文、古文、漢文、ジャンルも、論説文、物語文、詩、短歌、俳句など、挙げればきりがないくらいの種類を学習します。
私も、「なんで古文、古典なんて勉強するんだろう」と文句を言いながら、いやいや勉強した口ですので、今の子どもたちと対して変わらないことを学生の時は言っていたなあ。
そもそも、「何の役に立つのか?」という視点でものを考えるから、
「役に立たない」小説や詩は、教科書から削っても良いという結論になる。
「役に立たないものは、勉強しない」という流れが、
世の中にすっかり出来上がっている。
「要」か「不要」か、で学問の価値が測られてしまっているのではないか。
でも、池上さんは、「そうじゃない」と異論を唱えています。
社会生活で必要な「読解力」は、そんな単純なものではないのです。数字を読み解く力、相手の感情を読み取る力、社会の動きを掴む力、これらはすべて「読解力」がベースとなっているのです。
多面的な「読解力」論
◯読解力は、「情緒」と「論理」の両面の力が組み合った時に発揮される
◯「知識」と「教養」の違い
◯どうすれば「読解力」を伸ばせるのか
◯「アウトプット」を意識した「インプット」が大切
これらの項目に、「おっ!」と興味を持ったあなた。
ぜひ、この本を読んでください。
『ファクトフルネス」は、ちょっと難しかったなあ。。。という方も
きっと、池上流に料理された一皿に感嘆すること、間違いなしです。
この冬休みに、お子さんと一緒に、同じ本を読んで、感想を話し合うのも
良いかもしれませんね。
ぜひ、この年の締めくくりに 読んでいただきたい一冊です。
「この冬休み、何しよう?」「何 読もう?」という皆様に
開店日多めで、おすすめの本を紹介していきますね。
Have a nice day, nice BOOK!