2021年 今年の課題図書
こんにちは、ナカちゃんです。
今日は、司書らしい話を。
今年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が決定しました。
このコンクールは、もう67回を数える老舗の感想文コンクールです。
毎年課題図書を購入する学校もあるかと思いますが、
うちの学校では、特に決まっていません。
国語科の先生が、授業で取り組むとか要望があれば購入しますが、
今年も「買わねばならぬ」ではないので、良い本は購入したいなと
思っています。
では、早速ご紹介していきましょう。
課題図書は、学年、校種によって分かれています。
日本の物語2冊、外国文学1冊、自然科学分野から1冊、という感じで
選定されています。
最後に、コンクールの公式サイトのリンクもありますので、
応募される場合は、そちらの応募要項もご覧くださいね。
1 小学校低学年の部 (1,2年生対象)
1 『あなふさぎのジグモンタ』 とみながまい 作 たかおゆうこ絵
2 『そのときがくるくる』 すず きみえ 作 くすはら順子 絵
3 『みずをくむ プリンセス』スーザン・ヴァーデ文 さくまゆみこ訳
4 『どこからきたの?おべんとう』 鈴木まもる 作・絵
2.小学校中学年の部 (3,4年生向け)
1 『わたしたちのカメムシずかん』 鈴木 海花 作 はたこうしろう絵
2 『ゆりの木荘の子ども達』 富安陽子 作 佐竹美保 絵
3 『ぼくのあいぼうはカモノハシ』ミヒャエル・エングラー作
4 『カラスのいいぶん』 嶋田泰子著 岡本順 絵
3. 小学校高学年の部 (5,6年生対象)
1 『エカシの森と子馬のポンコ』 加藤多一 作 大野八生 絵
2 『サンドイッチクラブ』 長江優子 作
3 『おいで、アラスカ!』 アンナ・ウォルツ 作
4 『オランウータンに会いたい』 久世 濃子 著
4.中学校の部
1 『with you (ウィズ・ユー)』 濱野京子 作
2 『アーニャは、きっと来る』 マイケル・モーバーゴ作
3 『牧野富太郎 日本植物学の父』 清水洋美 文 里見和彦 絵
5 高等学校の部
1 『水を縫う』 寺地はるな 著
2 『兄の名は、ジェシカ』 ジョン・ボイン 著
3 『科学者になりたい君へ』 佐藤勝彦 著
6 まとめ
ざっと見たところ、やっぱり中学校・高校の部はいいですね。
高校の部の『水を縫う』と『兄の名はジェシカ』が自分でも読んだ本
なので、「いいところ、来たなあ。」 と思いました。
『with you』は、恋愛と、ヤングケアラーの話で、
『アーニャ~』は、映画化もされた、戦争の話です。
小学校の課題図書は、数も多いので、
読書感想文を書かなくても、良書リストとして活用できると思います。
感想文は、学校の先生まで提出してください、となっていますが、
公式サイトに応募要項があります。
こちらに貼っておきますので、ご活用くださいね。
うちの学校図書館では、中学校の部の2冊、高校の部の3冊を購入しようかと思っています。
学校図書館の選書もなかなか大変な作業ですが、一冊でもいい本を子どもたちに読ませてあげたいですね。
一緒にがんばりましょう(^^)/