英語暗唱で自信をつける
こんにちは ナカちゃんです。
もうすぐ 7月。
1学期も、終わりが見えてきました。
毎年、6月末~7月はじめに 全クラスを対象に、英語暗唱テストをしています。
市内で9月に実施される英語暗唱大会の出場生徒を、1,2年生は、文化祭で英語暗唱をする生徒を選ぶ予選会でもあります。
教科書が変わったので、課題文も変わりましたが、題材は 物語文になるようにしています。
1年生は、イソップ童話の「The hungry lion 」 2年生は、「A Glass of Milk」(今年から新しくなった読み教材) 3年生は「 A Mother's lullaby 」 それぞれ、最初の1ページを暗唱することになっています。
発表は、「前に出て、すべて英語で、大きな声で」
審査は、みんなで。
これが、ルールです。
1年生は、「やだー!」「そんなの無理ー!」とか、最初は言います。
でも、学年が上がるにつれて、やるのが当たり前になります。
自然に、競うようになります。
3年生になると、選ばれなかった子が、悔しくて泣くこともあります。
ほんと、スポ根マンガみたいです。
練習期間が、だいたい3週間くらいでしょうか。授業の最初を練習時間に充てて行います。
去年は、コロナ休校などのせいで、実施できませんでした。
できるかどうか、危うい感じでしたが、
マスク着用と、距離をおくことで、何とか実施することができました。
4月当初には、全然読めなかった子が、最後まで読み切ることができたり、
普段おとなしい生徒が、感情を込めた発表ができたりと、
一緒に審査するALTも、感動する発表会になりました。
今年は、個人の感想用紙に、「授業以外でがんばったこと」を書かせてみました。
すると、
「教科書のQRコードで、音声を聴いて、覚えた」とか、
「教科書をスマホで撮影して、持ち歩いて覚えた」とか、
今どきだなあ~~と感心する方法で、がんばって覚えていたようです。
「人前で、話すこと」は、最初誰しも得意ではありません。
でも、それは練習して、できるようになっていくものだと思うのです。
「人前で、英語で話すこと」の体験は、本当に生徒を大きく成長させてくれます。
「せっかく覚えてきたのに、緊張して、真っ白になった」
「前に立った瞬間、飛んでしまった」
「膝や手が震えて、がくがくした」
そんな中でも、必死に覚えてきたことを発表できた。
その積み重ねで、自信に繋がるのだなあ、と思います。
発表会を終えて、「やりきった感」満々で教室に戻っていく彼らの
表情を見るたびに、やって良かったなあ、と思うのです。
新しい技術がどんどんできてきても、
アナログにしかできない、教育技術もある。
「変わっていくモノ」と「変わらないモノ」を 見極めながら
授業のワザを 磨いていかねば。
ICTという道具をちゃんと使いこなしていけるように、
私も 日々、勉強です。
この記事をアップしたあと、
同じイラストをヘッダーにしたご縁で、学生さんのnoterさんの
記事を見つけました。
何だか、お返事をもらったようで、嬉しかったです。
ステキな記事なので、ぜひ読んでみて下さい(^_^)