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よく耳にする! 8:2の法則って??

組織・グループ・チームの中ではそれぞれが役割を持っている。
ただ、この役割=役職であって、責任にあったり決断、または任されることである。

しかし、それとは別に無意識に役割を持っていることがある。
その人自体が持つキャラクターと言われるものだ。

このキャラクター(無意識の役割)で面白いのが、
人に対して依存することではなく、人がグループや組織を変わる際に、
無意識に変化していく流動的なものだと言うことだ。


例えばこんな経験を体験したり感じたことはないだろうか?

1つのグループにいる優秀なリーダーがいるとしよう。
グループ自体はそんなに優れている結果も出せていないが、
すごく責任感が強く、グループを引っ張っていき、信頼も厚く、
しかも盛り上げ役と言うキャラクターでもあった。

そんなグループでは非常に優秀なリーダーだったので、
その成果が認められ、優秀なグループの一員に入りました。
そこには、リーダーシップが凄い人がグループを引っ張り、
盛り上げ役担当はすごく空気を読んでグループのモチベーションをあげ、
業績結果としても当然、評価されていた。

優秀グループでさらに成果を出そうと張り切っていた元リーダーでしたが、
自分でも気付かない間に、いつの間にか責任感も薄れてしまい、
グループ内での信頼も薄く、どちらかと言うとすごく大人しい人と言うイメージになってしまっていたのだ。

何故でしょうか?


理由は、無意識の役割です。

役割とは、グループやチームごとに合わせ
必然的に対応し変わる事により、
調和がたもたれ、バランスがとれるものだと思う。
いくら優秀なメンバーを10人集めたとしても、
バランスを取るためになぜか、
8人が実力以上を発揮できなくなってしまう。

仮に、そのうちの優秀な2人を入れ替えたとしよう。
それも同様で、他の8人の内もしくは、新しいメンバーの2人内から、
2人が選出されて、無意識の役割で
活躍できる人とできない人が別れてしまう。

会社組織となるともっと複雑になる。
そもそも、2割の人で保たれていると仮定した場合、
利益はその2割の人によって生み出され、
8割の人で損益を出していると言っても過言ではないと思う。
(ここで言う損益というのは決して損失と言う意味ではない)

では、8割を無くせば良いのではないか?そうではない。

冒頭に伝えたように役割が無意識に変化するのだ。


これは人間の本能的なもので作り出してしまうが、
逆を返せば、それでバランスが取れていると言うことになる。

あなたは、2割・8割のどちら側の人でしょうか?

何度も申しますが、これは決して8割の人が悪いと言うわけではなく、
グループや組織の中でそれぞれが大切な役割を果たしているので、
バランスが取れいる証拠だ。

これから、グループを作っていく、
もしくは入れ替えする際には意識して考えることが必要だと思う。


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