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男とか女とか、5歳にとっては新たな発見でしかないって話

2か月ほど前の話に、後日談があります

2か月前ですが、こんなエントリを書きました。
内容を一言でいうと、
「5歳の息子が『男のほうが女よりすごいんだよ』って言いだした、これって早くもジェンダーバイアスってやつ?!どうする?!」という内容です。

周りの人に意見を聞いてみたのですが・・・。

あー、うちも最近そんなこと言ってるわー。

えー、息子くん大丈夫それ?

まー、そうなっちゃうよね、仕方ないよねぇ?

などなど。
もやもや気持ちを抱えたまま、やっぱり子育て師匠のTさんのご意見を仰いでみることに。(いつもありがとうございます!)

Tさんの子育て観は、毎度毎度「なるほどー!」と考えさせられます。
深いんですよね。ひとたび相談すると、いつも想いのこもったフィードバック&オススメコンテンツを提案してくださるGiveいっぱいのTさん。
本当に、感謝してもしきれません。

恩送りのつもりで、今回の私の腹落ち感がどこかのだれかの役にも立つかと思い、書き残します。

ちなみに、1年以上前のTさんとの対話もこちらの記事に書いていますので、よかったら読んでみてくださいね!

さて、今回のフィードバックやいかに?

いつもお忙しいTさんですが、私の話をがっちりと受け止めて「後できちんとお返事しますね」と言ってくださいます。
そして、数時間後にいただいたメッセージがこちら。

note 読みました!

いくつか立ち止まりたい論点があるので今日はひとつだけいきますね。
まず「5歳児に形成されつつあるバイアスとどう向き合うか?」 という問いは如何なる問いなのか?ということです。

そもそも、バイアスという比較的手垢がついていて少しネガティヴな含意を持つ形容詞を使うことの是非を僕の場合は振り返るかもしれません。
これは僕も良くあるのですが、言った後に 「わ、評価入ってるわ、決めつけてるわ〜」と。

ここでは息子くんの、違いがわかるほどに成長し、それを表現できるようになったその事実をこそ寿いでも良いのかもしれません。
「男子と女子にどんな違いがあるんだろうね〜」と観察しながら少しの間お話しするのもありかもしれません。 何かを主張してきたときに必ずしも相手の土俵に乗る必要はありません。「違いに敏感になってるキミがいるんだね」と、その「ある」を受け止めてあげると良いかもしれませんね。

「ハッ」としました。

たしかに、息子に「男はさぁ~、女はさぁ~」という言い方をされた時点でムッとしてしまったんですよね。
自分でも評価が入ってしまっている、悪いと決めつけてしまっている、という自覚はあったものの、この事象に対する【評価をしていない状態】というのがイメージできなかったわけです。

ジェンダーバイアスが云々は私の痛みであって(昔お付き合いをしていた人に「仕事が好きなお前が嫌いだ」と言われたとか笑)、5歳のまっさらな子供に一ミリも他意はないんですよね。

それを自覚した時に、
「わかったような顔して評価してしまって、なんだか恥ずかしいな」
「残念だな自分」
と思いました。ずーん。

ですが、そんな私に対して再び

評価して良いと思います。評価しちゃう自分も受け止めて受容するところから自己理解を深めると良いのかもしれません。

そういう自分がいるんだな~としっかり味わうのがポイントかもしれませんね。

とのコメント。深い。

実際のところ、私の話を受けて息子は戸惑ったのだと思います。
戸惑いつつも、
「お母さんは男とか女とかっていうのが好きじゃないんだな」
「そういうのはやめよう」と考えたのでしょう。
それからは
「男とか女とか関係ないよね!」って言うようになりました…。
なんか押し付けてしまって本当に申し訳なかったな、と反省しています。

きっと、「なんでお母さんは、ぼくの新たな発見にピリッとなったんだろう???」と思ったことだろうな、と。
ごめんよぅぅぅ。

具体的な日々の行動と繋がる本を発見

ちなみに、Tさんとの会話はもっと深いところまでいくのですが、もうすこし私の中できちんと消化しないと書けないので、Tさんから学んだ視点を日常的に活かしていくのに役に立つ本に出会ったのでご紹介します。
未就学児のパパママに特におすすめかな、と。

自分の価値観の押し付けにならずに、子供を認めるとはどういうことか?ということを具体例で説明してくれているので、とっても分かりやすい!
たとえば、
「子供が電車で騒いだらどうする?」
「子供がレストランでおとなしくしてくれない場合は?」
みたいなあるあるなお悩みが満載です。

おわりに

子供の成長を通じて日々、考えさせられますが、迷ったり悩んだりするときにきちんと向き合って導いてくれる方が周りにいるのって本当に恵まれていると感じます。
私もいつかだれかの、そういう存在になりたいな、と思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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