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🎹メンデルスゾーン・ハウス🇩🇪ライプツィヒに行ってきました

ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪

2月にお誕生日を迎えた偉大な作曲家の1人といえば、フェリックス・メンデルスゾーンです。

◆メンデルスゾーンの生い立ち

2月3日は、ドイツ🇩🇪ハンブルク生まれたフェリックス・メンデルスゾーンのお誕生日でした🎂今から216年前に遡ります。

ドイツでユダヤの家庭に生まれ、後にキリスト教に改宗したメンデルスゾーンの宿命は、生前も没後も波瀾万丈でした。

メンデルスゾーン・ハウス@🇩🇪ライプツィヒ

◆音楽の街ドイツ🇩🇪ライプツィヒで大活躍

クラシック音楽界に名を刻んだ作曲家としの活躍に留まらず、教育者として現存するライプツィヒ音楽大学を設立したり、音楽の父と称されるJ.Sバッハを世界中に広める役目も果たしています。

ライプツィヒ音楽院
出典:Wikidpedia

◆J.Sバッハを世に広めたメンデルスゾーン

今では、音楽の父と称され300年以上にわたり、世界中で演奏されているJ.Sバッハも、ライプツィヒで音楽総監督として大活躍した作曲家ですが、バッハの没後は、しばらく偉業や名作が広くは讃えられなくなる時期を迎えます。

バッハが亡くなった時の厳しい経済的な状況が大きな理由の一つとして挙げられていますが、そのような状況下で転機を及ぼしたのがメンデルスゾーンでした。  

◆メンデルスゾーンが目にしたお肉と包み紙、そして、J.Sバッハマタイ受難曲!?

とある日、ライプツィヒのお肉屋さんで買ったお肉をに包まれた包装紙をメンデルスゾーンが偶然目にし、J.S.バッハ作曲の名曲マタイ受難曲と知ってびっくり仰天した事が、バッハが世界的に有名になるきっかけにまで繋がったエピソードが残されているのです🍖🎼🫨

J.S.バッハ作曲『マタイ受難曲』自筆総譜より
出典:Wikipedia
※お肉を包んでいた楽譜かどうかは不明です。。

そのお肉屋さんへも行ってみたかったのですが、残念ながら現情報は出て来ず。。

お肉屋さんの立場になってみれば、バッハの名曲原稿にお肉を包んで売っていた...とは公開し難いかもしれませんね🍖🫢

14世紀ごろの精肉店
出典:Wikipedia

日本語字幕付きを挙げてくださっていた方の有り難い動画【J.S バッハ : マタイ受難曲 / カール・リヒター指揮 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団】をシェアさせていただきます。

当時、銀行家一家で裕福だったメンデルスゾーン家が買いに来ていたお肉屋というエピソードは公表したいところかもしれませんが🥲

🔴メンデルスゾーン一家の画像

いずれにしても、その後、メンデルスゾーンは、マタイ受難曲を🇩🇪ベルリンで上演させ、大成功させるまでに実現した事で、国と世代と超えてバッハの音楽が300年以上演奏され続けるまでに至ったのですから、世界に貢献したともいえる偉業です。

事実だとすれば、天国にいたJ.Sバッハも、没後からの流れにはさぞかし驚いていたことでしょうね。。。

🇩🇪ライプツィヒ・聖トーマス教会前のショップに鎮座してらっしゃった
煙出し人形・J.Sバッハ
※煙出し人形とは、ドイツの伝統的な人形で、
中にお香を入れて炊くと、煙が出る仕組みになっています。
ちょうどびっくりしているように見えたので・・掲載📸

J.Sバッハについて記載した記事はこちらから🎹

◆🇩🇪メンデルスゾーン・ハウスへのアクセス

メンデルスゾーンの偉業への感謝を込めて設立されたメンデルスゾーン・ハウスは、大貢献したドイツ🇩🇪ライプツィヒにあります。

ライプツィヒは、旧東側に位置する首都ベルリンに次ぐ都市であり、バッハやメンデルスゾーンが生きた前の時代から文化や産業の交差点として栄えた街です。

ドイツ鉄道の重要な駅の一つ、ライプツィヒ中央駅の規模は半端ありません。

メンデルスゾーン・ハウスは、ライプツィヒ中央駅から徒歩で行ける位置ですが、中心部ではなく、住宅街のなかに静かに聳え立っています。

2023年冬に行ってきた様子を、少しだけ掲載したいと思います📷

◆メンデルスゾーン・ハウスの様子抜粋

こちらは、メンデルスゾーンの作曲室とされる再現部屋です。

向かって左上の棚の上には、J.S.バッハ、そして、詩人作家ゲーテの像が見られます。

実は、メンデルスゾーン自作の絵画も展示されています👀

メンデルスゾーン作・絵画
@Mendelssohn House
実際は、カラーで展示されています🖼️

繊細さが伝わってきて、実際に間近に見ると、メンデルスゾーンの音楽そのものを感じられます。。

当時、演奏されていた種類のピアノも展示されています。『触れないでください』との張り紙があり、残念ながら、音色を聴くことはできませんでした🥲

その他、メンデルスゾーンが来ていたお洋服の展示、指揮を体験できる斬新なお部屋、作曲家の姉ファニー・メンデルスゾーンに関する展示など、見どころ満載でした。

フェリックス・メンデルスゾーンの姉
ファニー・メンデルスゾーン

実は、初めて行ったのは、今から20数年前でしたが、その後、改修工事も経て、メンデルスゾーンのお姉さんファニーの展示内容も増えるなど、より充実した館内になっていました。

お姉さんのファニー・メンデルスゾーンについては、また、別の機会に取り上げてまいります👩🏻‍🦰

J.Sバッハを見出したメンデルスゾーンも、時代の変遷を経た今も音楽や遺品に触れることができるのは、今関わる人達が評価を受け継ぎ、念入りな管理をしてくださっているお陰ともいえます。

最後に記念撮影!入館証拠写真🤳

メンデルスゾーン(と思われる方😆)とツーショットで撮らせていただきました📷

◆🎹演奏動画

この時を想いながら、フェリックス・メンデルスゾーンから2曲のピアノ作品を弾きました🎹

メンデルスゾーンの音楽に今も触れることができる事に感謝を込めて🎹🙏

ここまでお読みいただき、ありがとうございました🍀

🎶♪🎶♪🎶

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