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大改革!国語表現の単元学習



今日は、ポッドキャストを配信しているいかさんという高等学校の国語の先生の番組を聞いて、それに触発されてお話ししようと思います。

いかさんは、高校2年生と3年生の国語表現の授業で、どのような取り組みをしているかについて話されていたのですが、なんと3年生の2学期に行われる文化祭で演劇をするということで、その脚本を書くことに取り組んでいるとおっしゃっていました。

本当にハイテクハイ並みの探究活動だなと感心しました。

話によると、いかさんの高校の校長先生が国語科の先生で、この演劇の脚本を書くという伝統的な取り組みを始めた方だそうで、なんて素晴らしい校長先生なんだろうと感銘を受けました。

いかさんの国語表現の授業では、他にも基礎的な言葉の使い方やメールの書き方、話し方、さらに志望理由書や小論文、ディベートなども行っているそうですが、特に演劇に心を動かされました。

こうした総合的なPBL型授業は本当にやりがいがあると思います。

そこで、私自身の国語表現の授業を振り返ってみたいと思います。

過去に、進路多様校で国語表現を担当したことがありました。その時は、随筆「私の好きな〇〇」や、短歌のリメイク(イラスト付き)、小説の創作、小論文、新聞を読んでの小論文作成、ディベートなどを行っていました。今振り返っても楽しかったなと思います。

その後、前任校で再び国語表現を担当することになりましたが、シラバスを見たところ、国語表現の問題集の目次がそのまま貼り付けられているだけで、愕然としました。

「漢字を書こう」「正しい仮名遣いをしよう」「文章を整えよう」「要約をしよう」「自分自身をPRしよう」「面接練習をしよう」「手紙文を書こう」といった問題集に沿った授業内容で、生徒がこれを面白いと感じるだろうかと疑問を持ちました。

案の定、授業に対する生徒のモチベーションは低く、これではいけないと思い、早速大改革を断行しました。

まず最初に行ったのは「私の名前漢字ポスター」を作成させることでした。自分の名前に使われている漢字を深掘りして調べ、それを一枚のポスターにまとめるという活動で、自分自身を見つめ直したり、名前を付けてくれた保護者の愛情を感じたり、一人ひとりの個別性を大切にすることができました。

この取り組みは、教室づくりの基礎となり、個性を認め合う雰囲気を作るために非常に有効だったと思います。親御さんがいない生徒への配慮もしつつ、ひらがなだけの名前の生徒には、もし漢字を当てるとしたらどんな漢字が好きかを書かせました。この活動は、教室づくりのスタートとして非常に良かったと思います。

次に行ったのは「マイブックレポート」です。自分の好きな本を選び、そのレポートを作成するという活動で、ICTを導入し、Googleスライドで行いました。自分の好きな本についてレポートを書くことで、生徒は集中して取り組み、スライドにすることで自分の能力以上に見栄えが良くなり、プレゼンテーションの時間も誇らしげでした。お互いを認め合う関係づくりにも大いに役立ちました。

その後、志望理由書や面接練習に取り組む段階になりましたが、担当クラスには心の問題を抱える生徒が多く、教室内の人間関係も良くなかったため、自己開示が難しい状況でした。こうしたことが授業に大きく影響することを実感しました。

最後に満を持して行ったのが「私のクールジャパン」という単元です。担当クラスにはサブカルチャーが好きな生徒が多く、自分の推したい漫画やアニメ、映画についてレポートを作成し、それを外国の人にも分かりやすいように仕上げ、最終的にはALTの先生にも英語で発表しました。この活動を通して、生徒たちは非常に熱中し、集中して取り組んでいました。

今回の取り組みは、生徒たちが熱中し、楽しんで行ったものであり、私にとっても思い出深いものとなりました。こうした経験を通して、生徒が集中し、夢中になれるシーンをどう作るかが、私自身の大きなテーマとなっています。

今日は私の国語表現の授業について熱く語ってしまいましたが、これからも生徒が熱心に取り組み、夢中になるような授業を考えていきたいと思います。それでは、今日はこの辺で。またお会いしましょう。ありがとうございました。



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