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音のある風景にふれる

いつも 私は 音に救われてきた

答えがみつからないとき 
外に応えを求めるよりは
誰かの言葉に触れたりするよりは

音楽、自然の音、なんでもいい
散歩をして木々や風 海の音
自分が心地よければ 
なにを聴いてもいいから

音にふれると
息詰まる心に風穴があき
ざわついたものは 落ち着いていく

海の向こうに住む娘が
バイト先で懐かしい曲がかかってるよ 
この曲 お母さん よく聴いていたねと
めずらしくLINE動画をよこしてきた。

裏方で皿洗いでもしながら 
急いでスマホのスイッチを入れたんだろう
動画は淡いブルーのコットン生地の上から
収納ネットに並ぶグラスの下に移って
そこに置かれたまま撮られていた

バックヤードのざわつきの中で遠くに流れる曲は
私が働きながら子育て奮闘中の週末 
たまった家事を片付ける時に
自分を気分よくさせたBGMだった。
年に一度 伊豆に行く車中で 真鶴半島を越え 
駿河の海が見えたら流すCDでもあった。

青い海に浮かぶ白い洋館のCDジャケットは
北国の学生だった頃から憧れた風景

それはオーストラリアの2人組で
2024年の娘には懐メロだ

可能な限り 人は好きに生きればいいと思う。
鉄則はある。
自分以外の人にかける迷惑は最小限にする
すべての責任は自分にある それだけ

見切り発車で飛び出し
ギリギリの生活費に身が細る思いを抱えながら
バイトの掛け持ちと夢に奔走する
自分の計算だけで人生に対峙してると
先行きが不安で脳ミソは硬直し パニくる

そんなとき 働きながら耳にする曲は
心に温度を与えてくれる

自分の人生に覚悟を持って向き合っていくと
学びはどうしたってついてくる そうして
覚悟が揺らいだら 無理せず
気持ちが楽になる音にふれてみる
そうやって生きる毎日は 貴重なものだ
なにを隠そう 
私は今でも その連続 笑笑

時を超える あなたの名曲の背景を大切に・・・

80年代の連ドラ主題歌に彼らはよく使われた。
型通りの恋愛話が人気の頃。


我が憧れの海のBGM

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