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day09 積み重ねていく時間。

毎週月曜は定休日にして、午後から太極拳のクラスに参加している。
しかしながら今日は、急ぎのデザイン指導があったため午前中は事務所へと向かった。

午後の太極拳クラスには新たな参加者さんが増えたため、先生がワタワタしてなかなか先に進めなかった。わたしも今月から始めたクチゆえに、ひとのことは何も言えまい。

太極拳を終えて事務所に戻る途中、週末のイベントの準備がまだまだなことに気づき、急遽打ち合わせをした。

そして明日は自分主催のオンラインイベントがある。


ああ、今日のテーマは『時間』だなと思った。

デザイン指導するにも、太極拳を覚えるにも、イベントの準備をするにも、とにかく時間というものは不可欠な存在だ。


人は一日で急に大人にはなれない。解っているのに、それをやろうとしがちだ。
デザインを教えることも、太極拳を教わることも、それを感じさせてくれる。

知識では、いや、上辺の部分ではなんとなく理解する。でも実際に自分でやってみようとすると、全然うまくいかない。

そんなとき、あの先生の教え方がよくないのではなかろうか、と思ってしまうこともあるのだけれど。
あるとき突然、これまでの点が線になってつながる瞬間が来るのだ。

それはまるで、小説の伏線を回収するような感覚に似ている。すべてのことに合点がいくのだ。


回収するためには、経験という積み重ねの時間が必要だ。ひたすら積み重ねるしか、ほかに方法はない。

時は金なり、というけれど、この積み重ねの時間こそが『金』に値するし、自分なりの価値として見出されていくのではないかと思うのだ。


最近、『時間が足りない』と嘆くことが多かった。1日くらいの気持ちで、ゆうに3日は過ぎ去っていく感覚だ。
それでも毎日noteを書き綴ることはできているし、どうにか仕事もこなせている。ごはんもちゃんと食べて、しっかり睡眠時間も確保できている。

時間は『足りない』のではなく、しっかりと目視していないだけなのだろう。
お金も時間も、無意識的に垂れ流しがちだ。
24時間は誰にでも平等で、その時間に何を考えどんな行動をするか、それは比較的自由な選択ができる暮らしをしている。

そして本当に時間が足りないのなら、何かをやめる必要がある筈だ。

もし何かをやめるとしたら?
その答えに向き合う時間は、しっかり確保しておきたい。

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