〜あの日、満開の桜を見て泣いた。復興への道のり。〜
24時間テレビ。
『オモウマい店』で2年前に取り上げた
能登のお寿司屋さんに密着していた。
お父さん1人で
小学一年生の男の子を育てながら頑張る
町のお寿司屋さん“津久司”。
いつもお店で宿題をする葵くんは
お父さんが大好き。
『足持って、振り回して〜』
甘える葵くん。
嬉しそうに足をひっぱったり
変な格好をさせるお父さん。
きゃきゃきゃっと喜ぶ葵くん。
お父さんと葵くんのやり取りを見ていると
じわ〜っと温かい気持ちになった。
タイトルも
『能登ずっと明るい寿司親子』。
大変なこともあるけれど
二人で一生懸命、明るく楽しく暮らしていた。
2024年1月。
能登半島を大きな地震が襲う。
“津久司”があるのは海が見える川沿い。
大きな揺れ、そして津波。
4月になって『オモウマ』スタッフが
“津久司”を訪れる。
その道すがら通った満開の桜並木。
季節は確実に進んでいた。
しかし…
たどり着いた能登の町は、
家々が崩れ、ガレキがうず高く積まれたまま…
地震のあった日から
ほとんど変わっていなかった。
復興はまだまだ道なかばのように見える。
被災地で咲き誇る桜。
思い起こせば…
阪神淡路大震災が1月に起こり、
自ら被災しながら
毎日、その現状を伝えていた29年前の春。
桜が咲いた時、
ひどく驚いたことを今も忘れない。
数十秒の甚大な揺れで、
『当たり前のこと』が全て吹っ飛んだ。
電気も水もガスもなく、
暮らしは一変した。
それまで当然だと思っていたこと、
日常のほとんどが失なわれた。
『当たり前』ではなくなった世界で、
桜だけが、当たり前に咲いていた。
復興の『ふ』の字も進んでいないのに、
季節だけは進んで行くのだ。
話は戻り、
24時間テレビ。
『能登のずっと明るい寿司親子』のお寿司屋さん。
自宅は半壊。
親戚の家からお店まで通っている。
葵くんの学校も始まった。
しかし、葵くんは今も地震のトラウマで
少しの揺れでも、とても怖がる。
お寿司屋さんの隣も
まだガレキに車が潰されているまま。
そんな中、
お父さんは、日本全国に出張寿司を届けている。
『能登で、またお店をやりたい。』
能登を忘れてもらいたくない!!
その思い一心で頑張っているのだ。
『幸せやね。
ここに生まれて来て良かった。
こんな料理うまい人見たことない。』
お父さんの料理をたべて、
幸せを実感する小学生の葵くん。
そんな葵くんのためにも、
能登の復興を信じて…
平日は市場に通って
朝から晩まで仕込みを続けるお父さん。
週末は出張寿司を二人で届けている。
値段は、食べ放題で、なんと一人5000円。
(交通費、宿泊費べつ)
能登の美味しいお寿司を知ってもらいたいから。
葵くんと笑顔で頑張るお父さん。
復興への長い道のりはまだまだ続く。
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