『素晴らしい技術の裏側をのぞき見♫日本の伝統技法にチャレンジしました!』
一度見たら忘れない、
立体的な菊や桜の花の絵!
桐の菓子皿や、
京都など寺院のふすまなどに描かれているのを
一度は見たことがあるかと思います。
これは日本画の技法の一つ、
『置き上げ』で立体感を出して描かれているのです。
その美しい様に、
いつも憧れていましたが…
なんと!
お友達に仏画師、岡本航先生を紹介してもらい、
『置き上げ』の技法を
教えて頂くことになりました(o^^o)
まだ20代の岡本先生は、
小さい頃から仏画を描いている凄い方♫
先生の素晴らしい作品が飾ってあるアトリエを訪れ、
菊の『置き上げ』香合を作ることに!!
そもそも『置き上げ』とは!
貝を粉々に砕いて作った粉、“胡粉”を“にかわ”で溶いて
それを塗り重ねて立体感を出す、と言う、
とても地道で忍耐力が必要な作業です。
岡本先生は、
仏画を描くために岩絵具やら顔料やらを溶く“にかわ”を
鹿の皮から自分で作ってしまうと言う、
なかなかの“猛者”。
この日も“胡粉”に
自家製の“にかわ”を混ぜて下さいました。
日本画の凄いところは…
まずは、その道具や材料を自ら作ること。
最初はボロボロと分離していた“胡粉”を
乳鉢でグリグリしていると、
少しずつ滑らかになって来ます。
この“胡粉”を、貝の上に塗り重ねて行くんです。
私はお茶会で出された
亀屋則克の『はまづと』の貝を持ち帰り
綺麗に洗ったものを使いました。
最初に貝に下書きをします。
塗っては乾かし、塗っては乾かし…
重ねて重ねて…
立体的に育てて行くのです。
まさに“亀の歩み”のような
気の遠くなる作業!!
“置き上げ”の技法を使った作品が高価なのも納得です。
化粧もせず、一心不乱に…
ぬりぬり、ぬりぬり!
4回通って!
ようやく、出来上がりましたー!!
ひゃあ〜っ!!
処女作☆
菊の“置き上げ”香合です( ^ω^ )
まさに心血そそいで作った作品。
出来上がりの喜びもひとしおです!
跡を継ぐ人が少なくなり
日本の伝統技法も風前のともしび状態ですが、
岡本先生のような若い才能のある方に出会うと
ちょっとだけ安心出来ます。
そして何より、
また一つ、伝統技法に触れられたことが、
何よりの喜びになりました♫
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