【インド映画】インド大映画祭2024「多重人格-アンニヤン」「3」「アニーディ −赤いチョコレート−」
昨年からの積み残しの記事をボツボツいきます。まずは、インド映画から。
2024年の「インド大映画祭」は、関西では、シネ・ヌーヴォで9月7日(土)から10月4日(金)、アップリンク京都で11月15日(金)から28日(木)まで開催されていたけど、折悪しく自分の繁忙期と重なって、ほとんど観られなかった。
「日本初公開」の4作は観たかったんだけどなぁ。
作品を選ぶというより、行ける日で3作品観に行ったら、3作ともビョーキな映画で、制作年は様々だけど、インドのビョーキものばかりあたってしまって、ちょっと鬱々としてしまった。。
そして、今回の「インド大映画祭」は、大阪14作、京都9作すべてタミル語だった。
「多重人格-アンニヤン」Anniyan 2005年 180分 タミル語
シネ・ヌーヴォの最終日に滑り込み。これは、今回「日本初公開」と銘打った4作品のなかのひとつ。初公開でも、現地公開年は2005年と古い。
主役のヴィクラムは、いちばんはじめに観た「神さまがくれた娘」が好印象だったので、あまり公開作品は多くないけど、私の注目株。「PS1&2」にも長男役で出ていて、けっこう役どころはいろいろで、この作品でもマジメで神経質な弁護士アンビとそこに同居するあと2つの人格を演じわけるところがすごくて、芸達者! そして、2005年の公開だけど、昔から老け顔だったのね。
というわけでヴォクラムのおかげで、3作品の中ではいちばん面白かった。
「3」3 2012年 142分 タミル語
これも、シネ・ヌーヴォの最終日に滑り込み。「カルナン」で、ちょっと印象がかわったダヌシュが、主人公の一見幸せそうな青年を演じている。「ダヌシュ、若いぞ!」と思ったら、12年前の映画だったので、ホントに若かった。
この頃からビョーキな映画があったのか。でも、こんなに鬱々な映画にしなくても。そして、事実に則したとしても、やっぱりあのラストはあかんよ。
「アニーディ −赤いチョコレート−」 Aneethi 2023年 143分 タミル語
これは、今回「日本初公開」と銘打った4作品のなかのひとつ。アップリンク京都で観れたのはこれだけだった。11月19日鑑賞。
ヴィジャイの「マスター!」で、悪役の手下を演じていたアルジュン・ダース君(つい、君とつけてしまう)は、役どころとしてはそんなに目立たないんだけど、ステキな低音ボイスが印象的だった。
その彼が主役をはる!……ということで、楽しみにしていたんだけど……もっと幸せな役どころを観たかったよ〜 暗い……暗すぎる!