見出し画像

【インド映画】「花嫁はどこへ?」

「花嫁はどこへ?」Laapetaa Ladies 2024年 ヒンディー語 124分

 10月9日に、MOVIX京都で鑑賞。観る前にチラシを見ると、最近多かったアクションものではなさそう……、「アーミル・カーン製作」と、大々的に書いている。役者さんも知らない人ばっかりだし、それでも製作の名前がドーンと出てくるのは、やっぱりアーミルのネームバリュー? 製作なので、アーミルは画面に出てこないけどね。
 そして、キラン・ラオ監督はアーミル・カーンのもと奥さん! 知らんかった。

 2人の花嫁、プールとジャヤが満員電車の中で取り違えられてしまうその後の展開に、それぞれの今までの生きてきた境遇や考え方がだんだん明らかになり、変化していく様子が描かれていく。
花嫁のプールは若いというか幼い感じがしたけど、2007年生まれだって! 
自分が嫁いでいく村の場所さえ知らず、みんな花婿にまかせきりだった彼女が、自分で考えて動きだす。
なぜか帰りたがらないジャヤの自立性がプールの花婿・ディーパクの家族に影響を与えてくる。
プールを助けてくれる屋台のおばさんや生意気そうなガキんちょや駅長、取り違えられ行方不明になったプールを心配する花婿やその友人達もいい味を出してるし、よく賄賂を取るだけの悪徳に描かれる警察官が珍しく最後にカッコいい役回りになっている。

 説明しないが細やかな描写やセリフにいろいろな思いや社会情勢が感じ取れるいい映画だった。

チラシとパンフレット

いいなと思ったら応援しよう!