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「秘書」という言葉の意味は広すぎじゃなかろうか。

こんにちは。
秘書の輝ける未来を目指す「Hisholio(ヒショリオ)」編集長の笹木です。

最近、勇気を出して秘書さんたち向けの発信を少しずつ始めております。
メディアである「Hisholio」はもちろんのこと、毎週金曜ランチタイムのインスタライブ、不定期開催のClubhouseなど、SNSを駆使しております。

昨日はClubhouseで、秘書をお持ちの経営者である林さんに「秘書さんについてどう思ってるの?」というお話を経営者目線でいただきました。
厚かましくも失礼な質問を連発してみましたが、その甲斐ありましてとても面白い内容になったかと自負しております。

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秘書と上司の理想的な関係

その中で、「秘書と上司は双方向であるべき」という点において、林さんにもご賛同いただけたのが個人的にはすごくうれしかったですね。

3年ほど前、秘書さんとの面談時に「私はもっと秘書としてこうしていきたいんだ!」という提案が秘書さん側からあったそうです。
それを聞いて「へー、そうだったんだ!」と初めてお気づきになったそうです。今まで気づかなくて「ごめんね」と、伝えてくれて「ありがとう」という思いだったとのこと。

秘書側から上司に伝えることで関係の改善にもなりますし、何よりも林さんが「伝えてもらうことで関係性が良くなるのは、だれよりも自分のためである」とお話されていたのが印象的でした。

過去の私もそうでしたが、上司側からの一方的な依頼や注文に素直に答えているばかりの秘書さんもきっと多いですよね。
2021年、えいっ!と一歩踏み出して想いやアイディアを伝えてみるのも良いのかもしれませんよ。
相手がエスパーでもない限り、言わないと一生伝わらないからね。

上司から見た秘書さんのイメージ

起業前は大企業で会社員をしていた林さん。その当時、社員目線で見ていた「秘書さん」と、現在、経営者の視点で見る「秘書さん」の違いについて聞いてみました。

「ヒラ社員だった頃に見ていた秘書さんは『お手伝いさん』というイメージだった」とのこと。偉い人の近くにいてアレコレと事務処理をする女性、という感じでしょうか。

一方で、ご自身と同じベンチャー経営者さんの近くにいる秘書さんたちを見ると「経営チームの一員だな、と感じる」とのことでした。

「秘書」という言葉の意味の広さよ!

ここで本日の本題。

上司の後ろについて、上司からの指示の元で事務処理をこなす人。これも秘書ですよね。時には営業事務のようなお仕事も「秘書」と呼ばれたりしてるのかも。

一方で、経営チームの一員として、経営者の一番近くで壁打ち相手になったり、社内の様子を経営者と同じ視点で見て情報収集・情報発信してる人。これもまた秘書ナリ。

要は「秘書」という言葉の中に、ものすごく色々なものが包括されちゃってるんですよね。前者はどちらかというと大企業に多いイメージ。後者は規模小さめの会社にいそうですね。

ここらで「秘書」を2つに分けてみませんか?

という提案をしたいとちょっと前から思っていました。
どちらが正しい、どちらが偉い、ということではないのです。
どちらも大事なんです!(←ここをご理解いただいた上で次に進みたい)

経営チームの一員みたいな働き方をしたい秘書さんは、当然ながら色々と勉強しなくちゃいけないし、ストレスと対峙する場面も多くなるかと思います。でも「やりたい!」という思いがあればがんばれるよね。

それを「事務をやっていたい」という秘書さんたちにも押し付けちゃいけないと思うのです。「やりたい!」がない人はやらなくていいと思うので。

いろいろな働き方があってよくて、その上ですべての職業が尊重されるべきだと思います。

エンジニアだって「サーバーエンジニア」「ウェブ系エンジニア」「ネットワークエンジニア」とか仕事の内容で名称が分かれてますよね。ウェブの開発してる人にネットワークのこと聞いても「専門外なんで…」って返されることになるかと思います。

それと同じで「秘書」という言葉の中にも小分類を作っていこうじゃないか、というご提案です。

分かりやすいように「上司からの指示に従い、事務処理をこなしていく専門家」を引き続き「秘書」と呼んではどうかな、と思っています。
難しいのは「経営の一員として存在する秘書」の名称なんです。

「EA」=Executive Assistantではどうでしょう?

ちょっと前に仲良し秘書さんたちと話したときに、今のところは「EA」が一番しっくりくるかなーと思ったんです。読み方は「いーえー」です。笑

秘書のみなさん、いかがでしょうか?
自分の名刺に「EA」と書いてある感じ、メールの署名部分に「EA」と書くイメージ、つきますか?

これから、もっと具体的にEAの業務内容の定義づけをしなくちゃいけないと思いますが、一旦ここまでの文章でEAのイメージはつかめそうでしょうか?

その上で、これを読んでいるあなたはどちらなのか、と聞かれたらいかがでしょうか?「現状は秘書だけど、今後EAとして働いていきたい!」でもいいと思います。

もちろん、経営者や人事部にも「EAとはなんぞや」ということをご理解いただく必要があると思います。
でもまずは、1人1人の秘書さんが「私は秘書なのか、はたまたEAなのか」を決めていただくのが第一歩かと思います。

安心してください。
一足飛びに「EA」になって、急に仕事の負荷やストレスが増えるわけではありません。これからみんなで「EA」という職業を作っていく感じです。今の上司の元で、一歩ずつ新しい仕事を増やしていく。同時に「EA」の範疇でない仕事を手放していく感じです。
そうやってユルユルとみんなでEAになっていきませんか、というご提案です。

いきなりですが、これからの日本を変えるのはEAだと心底思っているという話

ちょっと未来に思いを馳せてみます。
各企業の経営者の横にEAがいて、彼ら/彼女らがきれいに機能していくと何が起きるか…。

当たり前ですが、経営者の仕事の幅がストレッチされます。能力以上の力を発揮して仕事ができます。その結果、企業の成長が加速します。その結果、日本の経済がびよーんと大きくなることに…!

EAという役割を各社に置き、そこがしっかりと機能することで、日本経済の発展にまで繋がると私は心の底から信じています。

それが実現した時、恐らく営業からEAへ、コンサルからEAへ、マーケティングからEAへと転職する人も出てくるんだと思います。
現在は女性が多い秘書職ですが、EAには性別の偏りは起きないのではないでしょうか。

話が壮大になりましたが、昨日のClubhouseに端を発し、そんな未来を描いてみました。EAに興味のある現秘書さん、一緒にそんな世界を創っていきませんか。



キャプチャ

秘書さんのためのウェブメディア「Hisholio

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