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子育て中はトイレも自由にいけない!?

ズボラ子育て日記♪
いつでも初心を忘れないという意味で、たまごファミリー!
考えすぎずに生きていきたい!
大変→楽しめる!に変換する子育てマインド発動中!

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子供が産まれると子供中心の生活になると皆よく言うが、本当にそうだなあと特に強く感じる時がある。それが外出時にトイレに行きたいのに子供が言うことを聞いてくれないがために駆け込めない時である。

それはまだ小さいキッズ達の世界が中心に回る事が当たり前だった頃、いや、今だに世界はキッズ中心かもしれないが、それはさておき。

幼稚園のお迎えに行くと、お友達は先生に手を振りニコニコと帰っていく中、私の子たま達は、いつまでも園で飼っている動物達と戯れたり先生とお喋りをしたり遊んだりして中々帰路に付いてくれないのが常となっていた。

ある時、いつもの様にお迎えの為に幼稚園へ向かっている途中で嫌な予感がした。ああ、トイレに行きたくなりそうだ、しかも急激に膀胱がパンパンになるタイプの奴・・・。

予感は当たり子供達を待っている間に、名探偵コナンでよく見るようなタイマー式時限爆弾の起爆スイッチが押されたかの如く、カウントダウンが私の膀胱内で始まった。そんなこととは梅雨知らず、キッズはゆっくりと出てきて、やれ制服がよれてるから直さなきゃだの、やれうさぎに餌をあげなきゃ一日が終わらないだの、やれナニナニ先生にハグをしてから帰らなきゃいけないだのと、その時の私にとっては世界一どうでもいい理由で帰宅を遅延させる一方であった。

そんなことをしている間にもタイマー式時限爆弾のカウントダウンは刻一刻と時を刻んでいた。膀胱は膨み続けているのに、子供達はそんな事はそっちのけである。

やっと出てきた後の私の無駄なき動きは、天狗をも打ち負かす程すばしっこい牛若丸もビックリ、閃光の如くであったに違いない。足が引っかからないようにママチャリについているシートに滑り込ませるようにのせ、シートベルトもお尻の下敷きになると引っかかって中々閉められなくなる可能性があるのですかさず避け、ガチャっとスロットに一発で嵌め込む。そして動く頭に狙いを定め寸分の狂いもなくヘルメットを被せ、これまたヘルメットのバックルもガチャっと正確に嵌める。

オリンピックに「ママチャリ子供乗せ競技」たるものができたら、金メダルを狙えること間違いなしだと思うくらいだ。

そして、安全とスピードのせめぎ合いの中自転車を飛ばし、家に着いた。そして、とりあえず子供を自転車から降ろすだけ降ろし、あとは自分達で靴を脱ぐやら何やらしてね!と私はトイレへ駆け込んだ。

これぞまさにギリギリセーフ!!と野球の審判ばりに叫びたくなるようなファインプレーであった。

そして私は思った。学習したぞ。お迎えに行く前は行きたくなくてもきちんとトイレに行ってから向かおうと。

しかし、人間とはなんと愚かな生き物よ。何故すぐに大事なことを忘れてしまうのだ。

三度の飯よりも好きなコーヒーを、迎えに行く直前まで飲んでしまった私は、そう日が立たないうちにまたしても膀胱爆弾を起爆させてしまうことになる。

それは寒い雨の日であった。

PTAの役員をお願いされていた私は役員会議中であった。そしてやってきたのだ。そう、あの恐ろしき爆弾が!

あと少しで会議は終わる・・・。耐えろ!

無事に会議は終わりキッズの回収に向かった。しかしこういう日に限って一層帰ろうとはしてくれないのがキッズというものだ。

そこで私は、キッズに正直に言った。
「ママはめちゃめちゃトイレに行きたいの。だから、急いで帰るお手伝いをしてくれる?」

キッズは大事なミッションを与えられたかのようにとても協力的になってくれた。おお!なんと優秀な子たま達!と感動していたのも束の間。今度は前カゴに座っていた子たま、通称パンたま(下の子)が道ゆく人に、
「ごめんなさーい!!ちょっとどいてもらえますかー!!ママがおしっこ漏れそうなんですー!!」と大声で叫び始めたではないか!!

みんなに聞こえる様に言わなくてもいいから!!と言っても、
「でも漏れそうなんでしょ?!どいてもらわないと!皆さーん!道をあけてくださーい!ママが漏らしちゃうんです!」とナナメ45℃の優しさを振り撒いた。

なんだかんだで家に着く事はできたが、なんと言っても雨だったので雨カバーのジッパーが上手く開かず、キッズを自転車から下ろすのにとても手間取ってしまった。

キッズを家に入れたあと、私は2階へ向かい静かに着替えた。足が心なしか暖かかった様な気もするが、きっと気のせいだ。雨に濡れたから着替えただけの話。よく思い出せないので深読みしないでいただけるとありがたい。

ちなみに、幼稚園で借りることもできたのだが、その時の私はそれを知らず、なんだか聞くのも恥ずかしくて家まで我慢する選択をしてしまった。どうも小心者な性格は今も昔も変わらないようだ。

そして、自転車に乗っている時に子供が、「ママおしっこ漏れちゃった!?大丈夫!?」と大声で確認してくるというエピソードを何個かネット上で見つけたので、意外とあるあるなのかもしれない。

3度目は子たまを車で習い事に連れて行った時。駐車場が見えてきた頃にはカウントダウンも終盤に差し掛かっていた。そこで私は頭の中でシミュレートをするわけだ。一度も切り返さずに一発で駐車を成功させる為にどの角度でアプローチしどれくらいのスピードでハンドルを切るのか。少しでも正確性を上げておくためにだいぶ前から窓も開けておいた。

そして私はこれまでに無いほど、無駄一つない動きで、しかもピッタリ真ん中に駐車したのだ。きっと、ミハエル・シューマッハも褒めてくれるであろう正確な運転技術を発揮していたと思う。

そして無事に事なきを得た。

この経験をして一つ思った事がある。人は極限状態になると本領を発揮できるものなのだなと。とてもクリアに無駄なく考え動ける様になるようだ。

だから、むしろワザと水分をガンガンに取り排出しないで出かけたほうが・・・。

いや、よくない。やっぱり排出できる時に全部出しておくべきである。

子供がいてもいなくても、いつ震災に遭うかもわからない地震大国日本に住んでいる訳だし、チャンスがあればすかさず行っておくべきだろう。

なので私は心に固く固く誓ったのだ。トイレは行ける時にはガンガン行っておこう!!そして水分やコーヒー摂取は計画的に!

と言っておきながら、今まさに4杯目のコーヒーを口にしている私。やべえ、あと少しで子たまのお迎え時間じゃんか・・・。

今日も良い1日を〜!

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