なおみ先生@応用心理士

心理学の沼で溺れるデザイン事務所社長。某大学院の客員教授を経て、私立大学の生涯学習機関…

なおみ先生@応用心理士

心理学の沼で溺れるデザイン事務所社長。某大学院の客員教授を経て、私立大学の生涯学習機関でコミュニケーション心理学を担当。執筆、企業研修、講演、テレビのお仕事も少々。著書は数冊。所属学会は日本心理学会、社会心理学会、応用心理学会、日本消費者行動研究学会。

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  • コミュニケーション研修講師の独り言

    日々の出来事や、時事ネタを、できるだけコミュニケーションの切り口から、数字やデータを使いつつ説明する予定!

  • 心理学系の気づきと学び

    心理学の論文を読む中で得た、日常に活かせそうな「気づき」と「学び」を記録していきます。毎日論文を読むモチベーションとして、執筆依頼をいただいたときのネタ帳として、個人の備忘録として書き溜めていければ。

  • 研究の備忘録

    研究の備忘録的なものです。困ってグーグル先生に頼る、心理学系の学部生や院生のお役に立てたら幸いです。

  • 「息子に勧めた本」と「息子に勧められた本」

    将来息子に読んで欲しい本を紹介していくつもりだったのですが。いつの間にか息子に本を紹介されるようになってしまいました。台所から大学院に戻った母と、学部生の息子はどんな本を紹介し合うのでしょうか。

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先進国で最もオンナが眠れない国ニッポン!調べたら男も寝てなかった件

「今夜は寝せないぜ」といった艶っぽい話ではなく。日本は女性が世界一眠れない国(家事労働が大変)という記事を見て、データにあたってみたら「男性も頑張ってるじゃん」という事実がわかった件。 平均睡眠時間は7時間⁉睡眠不足になりやすいのは40代 まずは日本人の睡眠時間について調べてみた。公表されているデータを見ると、40代の睡眠状況がよくない。平均睡眠時間が6時間以下の人は男性48.5%、女性52.4%という数字が示されていた(平成29年「国民健康・栄養調査」)。  えっと、こ

    • 小さな夢を叶えた話

      押しも押されぬ中年になった。 ストーカーに襲われそうになったとき、別のストーカーが助けてくれたという武勇伝(?)も今や昔。 長かったモテ期を終え、見事おばさんになった私は、人生の残り時間をどう充実させるかに興味がある。 思わぬ訃報などに触れる機会も増え、「やりたいのに先延ばしにしていることを何とかしたい!」と強く思うようになり、小さな夢だけど、憧れていたアレをやってきたぞ。 なぜ今までやれなかったのか 今回、私が叶えたのは「温泉の後に、腰に手を当ててコーヒー牛乳を飲む」と

      • 体調が悪いとき、忙しいときの乗り切り方

        期末の忙しさや寒さのせいなのか、最近、私の周りでは体調を崩す人が多い印象です。 私はデザイン会社を経営していたり、講師や執筆の仕事をしていたりするので、ふと気がつくとブラック企業のような働き方になってしまいがちです。今日はそんな私が、どんなサインで体調の悪いときや忙しいときに、どのように乗りきっているのか。大学時代に学んだことをベースにご紹介します。 最も重要!休むべきサインは見逃さないようにする これ、大事なので一番に書いておきます。 倒れた友人や入院した友人が揃って口

        • 挫折から立ち直るときの2つのタイプについて(加筆)

          寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 私はなんとかやっていますが、昨年、久々にポキンと心が折れるような挫折を味わいまして。今はできることを少しずつ重ねながら、心を回復させている途中という感じだったりします。 挫折するということは、チャレンジをした証でもあるので、前向きに頑張ろうと思っているのですが、せっかくなので挫折から立ち直る系の先行研究を調査してみました。今日は、調査した様々な論文の中から、私が応用してみたいと感じた「立ち直るときの2つのタイプ」をご

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          過去の恋愛「男は保存、女は上書き」は本当か?未練に関するチェックテスト

          皆さんは失恋の経験はありますか? 過去の恋愛について「男は心のファイルに保存し、女は上書きする」という説を皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。 とても面白くて私は好きですが、実際には未練を残しやすいのは男性だけでもないように感じます。 今だったら研究のときの倫理申請を通すのが大変そうなトピックですが(笑)、面白くまとめてくださっている先生の書籍とチェックテストを見つけたので、易しく要約しつつ紹介しようと思います。 「男は保存」「女は上書き」?巷に溢れる諸説について

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          職場でイライラしたことの第1位は?「言葉遣い」「仕事への姿勢」「業務の説明の過不足」「仕事のスピード」?

          皆さんは、職場でイライラした経験がありますか? あ、これは愚問でしたかね。質問を変えましょう。 皆さんがいつも職場でイライラするときの原因はなんですか? カチンとくるポイントなんて人それぞれだし、職場によって全く違うだろう……と思っていたのですが、先行研究を探してみたところ、多くの人が共通してイライラするポイントがあるらしいことがわかりました。 今日は、職場で不快に感じた経験に関する調査を紹介しながら、トラブルを予防するための言い換えフレーズをご紹介してみようと思います。

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          ポジティブ思考のメリットとデメリット

          世の中では「ポジティブ思考=素晴らしいこと」「ネガティブ思考=改善すべきこと」みたいな風潮がありますが。過度なポジティブシンキングは「ポジティブイリュージョン」と呼ばれ、さまざまな弊害があることも報告されています。 進化心理学を学んでいる息子いわく「ネガティブなのは人間の生き残り戦略の一つ」「なんならデフォルトなので、ネガティブに考えてしまうのも当然」だそうな。 普段からポジティブに考えるようにしているという人でも、 なぜポジティブに考えた方がいいのか、どんなメリットがあるの

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          あなたに合うのはどのタイプ?6つのストレス対処法

          皆さんは「冬季うつ」というのをご存じでしょうか。 日光に当たる時間が短くなる冬に、セロトニンの分泌が減り、疲労感、意欲の低下、イライラといった症状が出ることがあります。 そうでなくとも寒さが厳しい時期は、寒くて起きたくない、出社するときに寒くて辛いなど、ストレスがたまりりやすいと感じる人が多いのでは? 寒い冬の憂鬱を乗り切るためにはどうしたらいいのか。 6つの対処法と注意点をご紹介します。 あなたに合うのはどのタイプ?6つのストレス対処法 代表的な6つのストレス対処法を

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          誘惑と戦うコツ!知っておくと勝率が少し上がります

          先日、節約に関しての記事を書きました。 「ほしいけど買わない」とか「食べたいけど太るからやめよう」など ちょっとした我慢をするときにも使われる我慢エネルギー。 このエネルギーの一時的な在庫切れを回避しましょうという話だったのですが。 それに加えて、誘惑と戦うコツや、悪い習慣をやめるコツを知っておくと 節約はもちろん、ダイエットや勉強などにも役立つと思い、今日のテーマを選びました。 皆さんは、最近、どんな欲望と戦ったでしょうか。今年こそやめたい悪い習慣はありますか? 大きく

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          節約を始めるなら「スタートする時期」を選ぶのがお勧め!

          ご縁があり、先週からvoicyという音声プラットフォームで発信を始めました。 そちらのお題で「よい節約、悪い節約」というのがありまして。 まっさきに思い浮かんだ心理学の研究をベースに、私の考える「よい節約」「続けられる節約」について紹介します。 人は一日に何度も我慢する 「買いたいけれど我慢しよう」とか「会社に行きたくないけど、休めないよな」といった小さな我慢は、誰もが経験したことがあると思います。 この2つの例のように、環境や目的に合わせて自分の行動を調整することを心

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          死亡リスク半減!?運動を習慣化する3つの方法

          皆さんは運動をしていますか。 私は学生時代に剣道、大人になってからは空手をやっていたのですが、最近はすっかり運動不足。 健康でいるには運動が必要だということもわかっていますし、年齢を重ねて体型の維持にも運動が必要だということを痛感しているので、筋トレとウォーキングだけは免罪符的にやっている状況です。 筋トレはパーソナルトレーナーさんにお願いしているので、最適化されていると思いますが、ウォーキングって、どのくらいすればいいんだろう……。 4000歩を8000歩にすると死亡リ

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          お金と幸せの関係性!「健康」「人間関係」に次いで幸福に影響するのはお金ではなく〇〇だった話

          「お金」と「幸せ」は私たちの私たちの日常生活で、非常に重要です。 もしかすると、お金があれば幸せになれると信じている人もいるかも知れませんし、今現在、お金が足りないように感じているせいで、「自分は幸せではない」と思っている人もいるかも知れません。 知っているようで知らない「お金」と「幸せ」の関係性について、心理学の先行研究をもとに考えてみました。 収入で幸福度が上がるのは年収800万円まで? 収入が増えると幸福度が上がる。確かにこれは事実ともいえるのですが、 収入が上がれ

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          英語論文にDeepL ガッカリした人が試すべき3つの小技

          英語論文をや英語で書かれた専門書を読むときの強い味方「DeepL」。 でも「論文には使えない」と思っている人もいますよね。翻訳が曖昧とか、イマイチすっきりしない訳文だとか悩んでいませんか。 私も最初はそうでした。基本的な小技を押さえるまでは。 *追記* 論文翻訳支援アプリ「Shaper」を追記しました 基本技① 改行を消すなどの「テキスト整理」 論文をコピーして、DeepLに直接ペースト。そんな大雑把なことをしておいて「変な訳。使えない……」と思っていませんか? 結論か

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          英語論文への苦手意識がなくなった驚くべき方法

          必要に迫られて英語で書かれた論文を読みはするものの「どうも苦手だなぁ」「時間がかかってしまう」と思っている人は多いと思います。私もその一人だったわけですが。最近「えー、こんなことで!?」と思うような方法で、英語論文に対する苦手意識がなくなりました。 これまでの英語論文への向き合い方 これまでは仕方なく英語論文にあたっていました。基本的には翻訳ソフトに頼りっぱなしだったので、適切に訳せていないところに苛立ったり、意味がよくわからないところにモヤモヤしたり、なんだか気持ち悪い

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          英語論文・アブストに便利なツール3選

          英語の論文を「読むとき」「書くとき」そして「英語のアブストを書くとき」に便利な、英語関連ツールをご紹介します。ギリギリの点数で入試をクリアしたものの、その後英語をブラッシュアップできていない院生あたりを想定してのオススメ記事です。 英語の論文を読むなら「Deepl」  グーグル翻訳で「ダメだー!」と叫んだことのある人は「Deepl」を試してください。無料でもなかなか使えます(字数制限あり)。でも院生なら1日1本論文を読まないとダメだと思うので、迷わず課金して有料版を使うの

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          心理学系の論文を「読む前」と「書く前に」読みたい本

          論文を書くための本たちはたくさんあるけれど ありがたいことに、論文を書くための本も最近はたくさんありますね。自分の分野に関連した本はすべて目を通し、なるべく新しい本の中から、自分に合ったものを選ぶのが一番だと思います。 ちなみに私が一番好きなのはコレ。 易しい言い回しでありながら、大事なことはしっかり押さえてあると感じます。本当に助かりました。松井先生、ありがとうございます! お作法を染みこませたくて読み込んだ結果 論文独特のお作法を身体に染みこませたくて、何度も何

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