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婚喝ノート その24 ヒゲダンじゃなくソロダンを相手に…。
ある日、ソロ志望男子(ソロダン)が親にすすめられてイヤイヤ婚活イベントへやってきました。その男子から「荒木さん、結婚のメリットてなんすか?」と聞かれたので、私は髪を触りながら「メリットね…シャンプーのCMじゃないけれど、暮らしにいいことあるよ。楽しいよ。」と答えると「ふーん」という返事。これは仕方なし、確かに結婚の意義ってよくわからないよね。学校でも教えてくれないし、一人でも生活は困らない。ソロだとお金も自分だけで使えるし、離婚する人も多い…結婚の意義がどんどんあいまいになってきています。ソロダンは言います。「一人でも不自由ないのに、あえて他人と生きる必要性って何すか?」「家族というスタイルにどれだけ期待できるんすか?」
うーん、そこ(結婚生活)に向かう意義ってなかなか見つからないよね。多様化で便利な今、昔みたいに「結婚は生活を安定させて子育てをすること」という言葉だけでは説得力はないのです。
社会だってちょっと乱暴だと思う。既婚者が未婚者にかける言葉といえば「結婚は人生の墓場」「小遣い少ない」「カミさんに頭あがらない」って結婚の悪口ばっかり。さんざんマイナスな話をしたあげくに「お前もそろそろ結婚した方がいいよ」って言われてもね‥。
私が今いいなーと思うのはタレントのヒロミさん。奥さまの伊予ちゃんのこと「うちのママがね」って言う、あれが好き❤世の中には、旦那さんからママと呼ばれて、「いや、あなたを産んでないから!」と憤る方もいらっしゃいます。それはそれでいろいろ考え方がありますから夫婦で話しあってもらうとして、うち荒木家の旦那さまは私を「ママ」と呼びます。どんな風に呼ばれてもそこに愛があれば大丈夫。ヒロミさんみたいに男性がもっと結婚の良さをガンガン語ってくれたら少しは違うんじゃないかな。のろけたり、結婚の良さを語れるのは結婚してる人だけなんだから、既婚者トーマスのみなさんそこんとこどうぞよろしくなのです。