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不妊治療記録🍼 : 1(自己注射から採卵へ)

せっかくnote始めたのに、うまく書けないな…。みんなのnoteを読むとなおさら書けないなあ、ってなる。だけど書きたい。書くためには自分が楽しめるようにすればいい。今のわたしのことを書けばいい。ただただ書くのでいい。誰かに届いてくれたら、それはうれしい。

今の優先順位の1位は、不妊治療。

仕事を辞める決断をして、何をしたいのかが分かってきた。
不妊治療、後悔したくない。いま、この気持ちに気づけてよかった。
1年通ったクリニックを卒業して、体外受精専門のクリニックに転院することにした。転院なんで考えてなかったけど、転院したら授かった友人が何人かいたので、思い切って決断。
ここで授かれなかったら、夫婦2人の暮らしをしよう、とこれも決断。

大都会のビルの中にあるクリニック。初回で来院したときは平日午後の4時過ぎということもあって人がまばら。今回は朝から50以上あるだろう待合室の椅子が埋まるくらいの人。改めてこんなに治療している人がいるんだという驚きと、仲間がたくさんいるという勝手な仲間意識。一緒にがんばろ。

月経3日目の診察と初めての自己注射。わたしもついに自己注射デビュー。踏み出せた感が一気に出た。親切に注射の扱い方を説明してくれた看護師さん。ひとつひとつの言葉が温かくて、口コミで「先生たちが冷たい」とか「看護師さんがテキトー」だとかあったけど、そんなん信じなくていいなと思った。信じるのは口コミじゃなくて、自分自身だなぁ。

採血→診察→処置→会計で、3時間半。なかなか長い。これが採卵の作業に入るともっと時間がかかるのは目に見えてる。うむ、なにか待ち時間を有効に使えないだろうか。本を1冊読み切ろう。通院=読書。この方程式だったら通院の足取りが少し軽くなる。スマホじゃなくて、本。これも決定事項に追加。

タイミング法、人工授精、体外受精。本来は自然に授かるはずの命。それが難しくて、叶わなくて、だからみんなここに来ている。みんなのゴールは一緒。大人になってから、ゴールが一緒の人と出会えるのってめったにないことだなぁと。声には出さないけど、みんながんばろって思えたここは、不思議な空間だった。

クリニックが終わったら、おいしいものを食べてパワーチャージすることも決めた。普段家で食べないもの・自分では作れない作らないもの・初めて食べるもの。大都会には、どんなお店もそろってる。おいしいものを自分の好きなように食べれるランチタイムを治療のモチベーションにしよう。
今回は、カレーにした。キーマカレー・牛すじと山椒のカレー・バターチキンカレーの3種盛りセット。カレーと山椒の組み合わせは、天才的なおいしさ。

焦るし、痛いし、苦しいし、この複雑に絡み合う感情は、妊娠したら解放されるのだろうか。いやいや妊娠したら、つわりやその他の不調が次々に襲ってきて自分の体じゃないみたいと聞く。無事に産んでからも産後うつや子育てと仕事の両立で悩んで … ずっと続くじゃないか!!!!!!!!

それでも、治療を続けるのはただ1つ。わが子に会いたいから、大好きな人との子どもを産んで育てたいから。やれるところまでやろう、後悔しないように行動しよう。この先のことは、また考えよう。

それくらいの気持ちで、いいんじゃないか。気長に待とうと思う。


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