地方こそPR(パブリック リレーションズ)で情報発信を
東京の総合PR会社を退職し、フリーランスのPRプランナーとして福島県にUターンして早1年4ヶ月。なんとかまだやっていけています。
最初は東京の仕事が大半を占めていたのですが、最近は徐々に地方の仕事も。
幅が広がったことで同じく地方で仕事をしているデザイナーさんなどクリエイティブ系の方やフリーランスの方とも会う機会が増えました。
そこで感じるのが、「PRってまじで誰にも知られていない」ってこと(泣)。雑誌とかでは、【フリーランスPR】を肩書きにする方を多く目にしますけど、地方ではまっじで全く認知されていません。
関わっていそうだなと思うデザイン系とかブランディングに携わる系(要は代理店?)の方でも結構知らない。PRって耳にすると基本いや(そうな)な顔します。
そういうときは「あ、広告だと思われているな」って察知。(広告系の方すみません。地方で上記のような仕事をしている方ってこういう反応が多い気がしています。)
広告とPRの違いは前回かなりざっくりまとめたので気になる方はよかったらこちらをご覧ください。
デザイン・ブランディング系の方々こそ、長い時間をかけて分析して商品やブランドに携わっているのだから、商品化/リブランディングのときにPRも計画に入れてほしい!です。
でも地方の経営者の方は「うちはお金ないから」なんて寂しいことを言ってパッケージデザインやWeb制作のみにしちゃう方も多くいますよね。ですが「お金がないならPRに力入れましょうよ」と言いたい。
PRは広告以上の情報発信の効果を得ることだって大いにあるんですよ。
ただ、PRは万能薬ではないです。なので、「とりあえずキャッチーなワードでプレスリリースを打ったり、SNSでばんばん発信したりすればいいんだ!」なんて小手先でやろうとは思わないでほしいです。
PRをする上でも当たり前に商品・サービスの創意工夫&思いや考えといった根幹は必要です。それがないまま情報発信し続けてもメディアや生活者に見向きもされない恐れがあります。
でも逆にいえば、商品・サービスに向き合っている会社は、情報を整理して届けるワードや見せ方を少し工夫さえすれば、効果的なPRで全国に名を広めることができるんです。
2つ目に添付した記事は私がPRで携わっている会社さんなのですが、商圏が福島県内のみにも関わらず在京メディアに取り上げていただきました。
ぜひ地方の会社さんは、一度PRを視野に入れてほしいと切に思っています。