料理嫌いが、料理を生業とするまで
私の母は、料理をしない人でした。
いつも高級スーパーやデパ地下などでお惣菜を買っていたようで、おかげで舌は肥えました。
でも、家で台所に立つ習慣がなかったので、私は包丁の持ち方や切り方など、調理実習で習った程度。
「普通の家庭料理」が私にとっては憧れであり、それを知らないことがコンプレックスでもありました。
このコンプレックスが、料理嫌いの原因part2だと思っています。(part1は前記事参照)
そんな私がある日、職場近くのとあるカフェと出会いました☕️🧁(写真は食べログより)
ここでの和定食ランチが、まさに私が求めていた家庭の味だったんです‼️
ママさんの温かいお人柄と、あったかいごはんに出汁の効いたお味噌汁🍚
管理栄養士の資格もお持ちだったようで、彩もバランスもいいのが、素人目に見てもわかります。
ご飯を食べて「心も体もリセットできている」と実感したのは初めてでした♨️☺️
レストランや料亭の味じゃないけど、仕事で疲れて帰って、こんなご飯が出てきたらいいなぁ💓と思う、まさに私にとって理想の家庭料理。
毎日通っているうちに、「私もこういうご飯が【毎日】作れる人になりたい❣️」と強く思うようになります。
ある日ママさんに、「ホントにおいしかったです!隠し味とかあるんですか?」と聞いたら、
「ほんのちょっとだけいいお塩と、お酒、あとはほんだしだけ✨👍」ってこっそり教えてくれました(笑)
普通、お店の隠し味なんて教えてくれないですよね💦今考えると、かなり失礼な質問だったと思いますが、このママさんの一言で、私の人生は変わったんです。
塩と酒とほんだしだけで、こんなにおいしくなるの⁉️
「ちゃんとしたご飯は、丁寧で面倒な過程を経なければ作れない」と思っていた私にとって、衝撃でした。
そこからは、「この人から料理の知識や技術、経験を学びたい❣️」と思って何度も拝み倒し、お店の閉店後にお料理を教えて頂けることになりました。
自分から料理に関することが習いたいと思ったのは、この時が初めてでした🍳
🔹包丁の持ち方や切り方の基礎知識🔪
🔹旨味の組み合わせの科学的な根拠
🔹手の抜き方
🔹栄養バランスを考えた献立🥗
などなど、オーダーメイドで教えてくれる、私にとって理想の料理教室で、理想のお母さん。
夫と付き合い始めてからは、男子が好きなメニューや献立も教えてくれました🏈🦍🍙
このカフェのママさんのおかげで、夫の胃袋を掴むことにも成功したのです🍳👍✨
私にとって料理の原点は、間違いなくこのカフェだと思います。(今はなくなってしまいました😭)
趣味と言えるような得意料理はないけど、自分の理想とする家庭料理は作れる!
という自信を得たことで、料理嫌いと苦手意識が自然と克服できたように思います。
結婚してからはスポーツ栄養を本格的に勉強し、時間も体力も限りある中で、自分なりに栄養を効率よく摂取できる方法を編み出していきました📝
夫が何でも「おいしい💓」と残さず食べてくれるのもあり、いかに手を抜いて美味しく作るかを研究することも、楽しくなっていました。
面倒だと思うことは、今でも多々あります‼️笑
今では、あの時の自分と同じように、「料理に悩む人」のお手伝いができるといいな💓
いつかあのカフェのママさんみたいな存在になれたらいいな✨
という気持ちで、指導をしています。
もともと、いつか教えることを仕事にしたいと思っていましたが、まさか苦手だった料理や栄養を教えることになるとは、思ってもいませんでした。
苦手だったからこそ、相手の分からないポイントや気持ちがわかる❣️というのは、教える上でメリットになっていると思います。
だから、料理嫌い、苦手さん大歓迎❤️❤️❤️
安心して質問してください✨
今ではスポーツ栄養をベースにした、お手軽料理(手抜き料理)とのコラボが、プロアスリートや、同棲を始めたばかりの彼女さん、アスリートの新婚奥様に人気のプログラムとなっています。
ご興味ある方は、同名のインスタもご覧頂けると嬉しいです💓🙇♀️