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キャプテン翼と私の繋がり

私がテレビアニメのキャプテン翼の脚本を書いたというと、
皆さん、へぇ⁈となります。

私の方こそ、脚本の話が来たはびっくり‼️でした。
もう、おばさんだしサッカーのことはよく知らないし。

すぐにプロダクションから企画書が送られて来ました。

それによると、少年ジャンプで好評連載中、単行本6巻発行、各巻40万部という人気。
それをテレビアニメにするということです。

私が脚本に書くのは1話から3話のなかで、
翼くんが南葛市に越してきて南葛小に転校してサッカーチームに入るところから、
翼くんのお父さんやお母さんを登場させて、家庭のようすを描く話を書くことでした。

導入部ですから、楽しくワクワクする展開が必要です。  

なぜ私に脚本の依頼が来たのか?

私はケンちゃんシリーズや
あばれはっちゃくシリーズ、
タツノコプロのタイムボカンやnhkのさわやか3組など子ども向きのドラマを書いてきたのが参考になったのでしょう。

まさか、このアニメが世界にも知られるとは思わないものの、書きながら楽しくてワクワクしていました。

翼くんの声を担当したのは
若い女性の声優さんでした。

これは第3話の脚本です。
翼くんが南葛小に転校して、おなじみの石橋くん、大川マサル、あねごなどの同級生。
ブラジルから来たロベルト。翼くんのライバル若林くんも登場します。

私はスポーツは好きで、大急ぎでサッカーのルールを読んで研究しました。

試合の様子を生き生きと書かなくてはなりません。

リフト、ヘディング、ハットトリックなど覚えました。

私は娘が二人で男の子はいません。ですが娘たちは陸上部でしたから、スポーツに取りくむトレーニングやタイムが落ちる悩みなど知っています。

翼くんの成長を見守るような
気持ちでした。

翼くんだけではなく、スポーツをする人たちを応援するつもりで書きました。 

セリフの一部を紹介します。

私は1話から3話をまかされ、5本書きました。CDやビデオになっているのもあります。

原作者の高橋陽一氏とは、
パーティでお見かけしましたが、たくさんの人でご挨拶を逸してしまいました。

私はかなり後年に、葛飾区の
かつしか文学賞で小説が受賞しました。

葛飾には実際に、南葛なんかつという地名があり、高橋氏の出身地であり、あちこちに翼くんたちのキャラクターが設置されていて、ご縁があるのを嬉しく思いました。

そういう訳で翼くんは私には他人には思えない存在です。 
男の子を1人育てたような気持ちです。

その子が今も世界のどこかで愛されていることを思うと嬉しくなります。

さて、私のような者もシナリオを書いていたことで、色々なめぐり合わせがありました。

シナリオを目指す方、頑張って頂きたいと思います。

そんな応援の気持ちを込めて 
このほど、オンライン講座を始めました。

こちらをご覧ください。

#キャプテン翼

脚本

サッカー

葛飾文学賞

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