子供の教育〜言葉と株と性
しばらく日本にいない間に、日本語が変わって、知らない言葉が増えたのに驚いている。「忖度」って、何度聞いても使い方や意味を調べないと忘れてしまうし、「メンヘラ」とか「アタオカ」とか「ツンデレ」も、日本人特有の4文字縮語で、やっぱりわからなかった。でも、最近言葉で一番驚いたのは、私の英語の生徒で中学2年の子が、「それって承認欲求ですよね。」と言った時。そんな言葉、子供が使うん?って思った私は、カルチャー面でも浦島花子なのだろう。
言葉から少しズレるが、今の小学校、中学校で習っていることは、驚くことが多い。つい最近も、あるお母さんから悩み相談で、小学4年生の子供が学校で株のことを習ってきて、彼の友達はみんなお金持ちになるのが夢らしいと聞いた。
これからのサバイバルの時代、経済観念を持たせたかったら、株の知識よりも、こういうところに修行に出した方が良いのではないか?
私もペンシルバニアにアーミッシュの友達がいるが、その子どもたちの働くこと、働くこと。12歳で、既に自分のビジネスをフルタイムで立ち上げている子もいる。もちろん、株で稼ごうなんて、思っていない。実体験で身につけた知恵、知識を使い、どんな状況になっても切り盛りしていく逞しさを持っている。
投資だけでなく、詳しい性教育なども中学から導入するようになってきているらしい。下記の記事では、中学2年生の女の子から彼氏にセックスを求められているが、どうしたら良いかわからないという生徒に対するアドヴァイスと、性教育の必要性を訴えかけている。
記事によると、刑法上の日本の性行同意年齢は13歳、中学1年。これは、先進国の中では、一番低い。13歳の性交同意が法的に認められてしまうのだ。
小さい頃からこういうことついて教えるのは、子供の安全や成長を考えてのことだが、今は、ネット情報が簡単に手に入る時代。果たしてこうした知識は子供の成長にとっては役に立つのか、害になるのか?
いや、そもそも、中学生だったら、重大な責任と自覚が伴う性行為のこと考える前に、もっと色々学んだり体験することがあるんじゃないの?と、オールドジェネレーションの私なんかは思ってしまう。いやはや、言葉からだいぶんズレてしまいました。(笑)