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自分を探る〜前へ進む

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使い古されたセルフイメージを捨て、マインドの虜から自由になって、前へ進む方法。
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そのためだけに、何かをする練習

「そのためだけに」何かをする練習。昔は大の苦手でした。目的を設定して、ゴールを達成する為に行うことだけを、自分に許していたんです。そうでないことをやっていると、頭の中で、「そんなことやっても、どうせ何にもならないから無駄」とか、「そんなことしていられる身分か」なんて声がかけめぐるんですね。それで自分を止めてしまう。ところが、パンデミックを通ってきたせいもあってか、最近私の周りには、今まで出来なかったことを楽しむ人が増えて来ました。私も、目的もゴールも設定せずに、自分が楽しいか

一日を感謝から始める

皆さんは朝起きてまず何をしますか?コーヒーを飲む人、ヨガをする人、スマホを見る人、トイレに行く人。いろいろあると思います。今日私はあることを試してみました。 朝イチで人に感謝したのです。前の夜に、コンサートのチケットを購入したのですが、2枚続けて買ったので、ホールの人が間違っていないかどうか電話してきてくれたのです。 大変親切な人たちだなあと思って、お話ししました。 「わざわざご心配いただいてありがとうございます。とっても感謝してます。」「いえいえ。ご確認いただいてありが

過去の振り返り方(2)

「私、どうしても前に進めなくて、過去ばかり振り返ってしまうんです。あの時のことを思い出しては、悲しくなったり寂しくなったり。」「今」が充実していないと感じる彼女は、「よかった昔」に何度も戻ります。  ノスタルジアについての記事でもお話したように、こういう風に過去に戻る時は、「頭で考え、フィルターを通して」戻るので、実際に起こったことを見ているのではなく、幻想を見てしまいます。こんな時、「今にいなさい!」というのは簡単ですが、癖を変えるのはなかなか難しいです。 今日は、演劇

空間を心の中とマッチさせる

自分でも驚くのですが、もう中年を超える年に近くなって、私、モノを殆ど持ってません。 家もなければ車もなく、さして高級なアクセサリーとか洋服とかもなく、旅の思い出の置きものとか、美術品とかもなく、テレビもベッドも持ってませんし、家財道具はゼロです。幸い、アメリカでは、「家具付きアパート」なるものがあるので、何も持ってなくても全然大丈夫です。しかも、何年か前にニューヨークに移って来た時には、アパートの狭さを知っていたので、散々モノを処分したので、持って行った荷物は、小さなキャラ

習慣は自分軸のバロメーター

世の中には様々な習慣を実行していらっしゃる方がいらっしゃいます。   朝は8時に起きて、必ず散歩に行き、その後コーヒーを飲みながら新聞を読む。その新聞は、必ず経済面から始めて、社説で終わる。夜寝る前は、アロマをたいて十分間、瞑想をする。一日に一粒、お酢につけたピーナツを食べる。日曜日は読書を一時間する。起きたら寝巻きをきちんとたたむ。出したら片付ける。何かを習ったら必ず復習する。  私が育って来た環境では、「習慣」とは、「自分のためになることを、きっちり確実に定期的にこなす

自分の重み

皆さんは、自分の重みを感じたことがありますか?いえいえ、体重が軽い重いの話じゃないです。自分という人間の実質の重みです。 『私、今まで自分というものを軽んじてたわ。』『軽んじてるなとは思ってたけど、ここまでとは思わなかった。』ある生徒さんが、レッスンを終えた後におっしゃいました。彼女の体はいつもと比べてどっしり重みがあり、声は深く、体の芯を突き抜けています。Substance (実質)がぎっしり詰まっていて、信頼してなんでも任せられる、腹を割った話をしてみたくなるようなエネ

過去の振り返り方(1)

自分軸を取り戻す作業をしていく時に、要(かなめ)となるのは、自分という人間をよく見ることなのですが、これは大変辛いです。 人生がうまく行っていない時、落ち込んでいる時には、過去の様々な出来事が思い出されますが、 「あの時こうしていたら、うまく行っていたかもしれないのに」という気持ちは、多くの人が経験することと思います。自分はなんて嫌なやつなんだろうとか、恥ずかしくて穴があったら入りたい、よくあんなことができたな、申し訳ないことをした、私はどうしようもないダメ人間だと、自責の念

エイジングは進化か退化か

アンチエイジングという言葉や様々な方法が流行っていますが、これらは全て、「歳をとるという自然なプロセス」を遅らせる試みのようです。  白髪染めから、様々な化粧品、ヨガからバイアグラまで、アンチエイジングの商品を売るためには、「肌がツヤツヤでしわがなくなる」「若い頃のようなスタミナ」とか、とにかく「若返る」が謳い文句となっています。「若い頃のように元気で生き生きと見栄え良く!」という気持ちはわかるのですが、「若い時のなになにを保つ」ことに重きが置かれすぎて、年老いていく自分の

意識は刷り込みを超える

日本、世界状況の変動が激しい近年、自分は誰か、なぜ生まれてきたのか、自分と社会、世界はどう関わっているのかなどと、思いを巡らせる日々が続きます。自由や可能性が限られていると感じるのは、私だけではないでしょう。では、なぜ限られていると感じるのか?どうやらそれは、「意識」と関係があるようです。 私達一人一人の意識は、私達が見ている現実を作り上げています。意識のあり方には、生まれた時から私達の脳に刷り込まれてきた様々な考えや感じ方、規制や限界が大きな影響を与えます。私は、「自分の

災転じて輝きを増す

「災い転じて福となすというけど、災いと福のあいだは苦しいなあ。」と知り合いのTさんがおっしゃいました。Tさんは、80代になられる矍鑠(かくしゃく)とした男性で、広い畑でオーガニックの野菜を育てておられます。 何年か前に大きな手術をされた後も、ずっと原付きで畑に行ったり、買い物に行ったりと活発に活動しておられました。ところがある時事故が続き、原付きに乗れなくなってしまいました。そして畑でも頑張りすぎたせいか、重いものを持ち上げた際にギックリ腰になってしまったのです。 バイクに

時間の質を変えてリッチを手に入れる

私は、小さい頃からずっと、「時間って不思議だなあ」って思っていました。 同じ一時間が、とても長く思えたり、あっというまに過ぎていったりするのです。 楽しいことをしている時や、一生懸命何かに取り組んでいる時は、時間が早く過ぎ、嫌なことを無意味だと思いながらしている時は、ゆっくり過ぎていく。時間が過ぎていく速度は、どうやら時間の「質」と深く関わっているようです。 私の生徒さんで、仕事にどうしても前向きになれない方がいらっしゃいましたが、ある時転機があり、自分から前向きに勉強

細胞レベルで生きる

私達は日常をなんの気なしに生きています。 なんの気なしに仕事をして、デートをして、なんの気なしにテレビを見て、お風呂に入り、食事を済ませて寝る。そんな日々の繰り返し。人生を、ベルトコンベヤーの上に乗って1から10までをほとんど何も考えずに、当たり前のようにして生きてしまう。 これで良いんでしょうか? 確かに楽かもしれません。メディアや人から刷り込まれた幸せを信じ、それにハマっていれば良しとする、外からの評価をあげることを目指して生きる人生。それが当たり前。 これで本当

セルフケアはシンプルに

みなさんこんにちは。今日も元気でお過ごしですか? 私は旅をすることが多いのですが、いつも悩んでしまうのは、荷物の重さです。ところが、ある時、変化が訪れました。 ドイツに2週間研修に行った時のこと。   持っていく荷物が。。。。超かる~い!のです。 これは私にとってすごく画期的なことなんです。今までの私のスーツケースときたら、どこへ旅行に行くのも重量規定ギリギリの重さ。押し込んで押し込んで、それでも閉まらず、スーツケースの上に全身で乗ってやっと中身をおさめていました。空

こーなってもああならないし、ああなってもこーならない

みなさまこんにちは。今日も元気でお過ごしでしょうか15 私たちの人生には、「あーなってもこうならない」し、「こーなってもああならない」ことが多々あります。でも、私たちは何故か、 「こーなったらああなるし、ああなったらこうなる」と思い込んでしまう傾向があります。 例えば、何かを人に伝えたり話したりする時、「私がこう言うと相手はああ言うに決まっている。ああ言うと、こうなるに決まっている」と思い込む。「いつもそうだから」という正当な理由があるんですけど、これって、よく考えてみる