CONTEXT DESIGN 01
・HOWEATING
あらためて、自分のコンテクストデザイン的企画の言語化をしてみる。
わたしがやりたいことは、food designというよりも、その中の eating designであるということに気がついた。
dancyu2019年8月号の巻末で現編集長の植野さんがこんなことを綴っていた。
料理の味はもちろん、店の雰囲気や会話も含めて、食事を楽しみたいし、食材の産地や生産者に想いを馳せたり、器や道具、調味料、あるいは音楽など、食にまつわるいろいろなことを知りたい。
ちょっとした食べ方や店の人との会話などによって、隣の人より美味しく、楽しくできると思っている。ちょっと面倒臭いように思われるかもしれないが、ただ自然体で食を楽しみたい!と思っているだけ。
【引用】dancyu2019年8月号 今月のシメ「食いしん坊」より
わたしが持っている考え方と全く同じであった。
who you eat with / when to eat / where to eat / what to eat / why eat / how to eatという「食べるという行為」にまつわる、その周りにある要素が何を築くのかを知りたいのだ。人・食・場にソーシャルコンテクストの関係性を加えて、デザインをしていく。以上が、私のやりたいことなのだと思う。
・HOWEATING_00
「食べる」という行為に至るまでを辿り、また、「食べる」場を捉えることによって、食べる場がどのように醸成されていくのかを知りたいと思っている。
まだまだ、走り出し。一度、実施してみて改善を加えていきたい。
現在、所属する研究室で「付け合わせ(garnish)による印象変化」の研究を進めている。これも、「食べる」という行為に至るまでの過程を見るものだ。知りたいと思っていることはやはり変わらないのだなと思うのであった。