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便利になったシャンゼリゼ劇場のアーカイヴ

オンラインの時代になって本当に便利になったなぁと思う事があります。
例えば、気がついたらシャンゼリゼ劇場にもこんなアーカイヴが誕生していました。

100周年でポスター集等も出版していて、整理しているんだなと思っていたのですが、こうして見る事ができるようになって本当に便利です。

特にこうしたポスターは大きいですし、状態がいいものばかりではないので実物をみるのもなかなか大変(もちろん、実物をみないと感じられない事やわからないディテールは永遠に残ると思うのですが)
こうして日本に居ながら見られる日が来るなんて大学生時代の私は考えもしませんでした。

今の研究者がアクセス可能な情報はかつても何十倍にもなっていますね。
その割には研究が進まないのは不思議でならないのですけれど…

昔話ですが、オンラインがなかった時代に研究を始めた私はFaxや郵便、国際電話でアクセスしましたが繋がらなかったり、分からないと言われたり、返事がなかったり、まずそこの所蔵しているということの把握から大変苦労したのをふと思い出しました。
展覧会の出品から所蔵が明らかな場合はともかく、所蔵が明らかなものからこれもあるのでは?と思うものについての問い合わせはなかなか大変なものでした。

海外まで行ったのに見られない、担当者が亡くなっていた、というケースも体験しました。

こうしたサイト活用しつつ研究者が増えて欲しいな、と思っています。

*ヘッダーは2019年の時にとった写真。本当に美しい劇場。『春の祭典』100周年に居る事ができたのは今でも大切な思い出。行かれたよかったな。

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